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NHK『ラジオ英会話』Lesson83(2023年8月2日放送)

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8月2日のラジオ英会話、本日の登場人物はケリーとおじのバリー・キング氏でした。

バリーおじさんは米国の有名な司会者で、「バリー・キング・ショー」というトーク番組のホストを長年務めていた人です。このほど引退することになり、姪のケリーを後継者に指名しました。

ケリーは日本人のタクマと結婚し、東京に新居を構えたばかりだったのでずいぶん迷ったようです。確かダイアログにして3回分ぐらいは悩んでいたはずですが、結局、おじさんの話を受けることにしたんですね。買ったばかりのアパートをどうするか?という問題があったと思いますが、ともかくLAに移住した模様。

今日のエピソードは、来週から「ケリー・キング・ショー」の司会をやることになったケリーが、バリーおじさんに番組の導入部について相談しているところです。

Do you have any good ideas?とケリーにたずねられたバリーおじさんの答えがこちら。ローラースケートで登場して歌ってみたらどう?と。

How about coming on stage in roller skates and singing a song?

番組冒頭でろーざさんが光GENJIの「パラダイス銀河」を歌っていた理由が、ここでわかります。この時期にジャ〇ーズの話題とはなんとも微妙ですね。

まあケリーはおじさんの提案に明らかに困惑した様子でしたので、おそらくローラースケート案は没になるかと思われます。

ところで、ラジオ英会話には、ケリーとその夫タクマを含め若いカップルが複数登場します。過去のエピソードをふまえないと分からない、いわば初見殺しのダイアログも多いので、ここでいちど若夫婦という属性の登場人物を整理してみましょう。

■ケリーとタクマ
LA出身で日本に滞在していた女性と日本人男性のカップル。結婚直前には、重度のマリッジブルーに陥ったケリーをタクマが「いやもう披露宴の招待状送っちゃったし」と押し切ろうとするなど、なかなか生々しいエピソードがあったものの、なんだかんだで落ち着いた模様です。そういえば、タクマが海外移住の夢(仕事のあてはない)を語っていた回もありました。今回、ケリーがバリーおじさんのオファーを受けてLAに移住にすることになったので、その夢がかなったことになります。
■シホとダグ
日本で出会った日本人女性とアメリカ人男性のカップル。付き合い始めて以降に、シホがアメリカ留学をすることになり、逆遠距離恋愛(?)の末に結婚しました。結婚後は南の島に移住。ダグはこれからのことはちゃんと考えていると言いいますが、あまり盛り上がらない地元のイベントを主催したり、サーフィンに夢中になったりしています。これはダメになる地方移住者のフラグでは?なお、シホは考古学者のピーコック教授と結婚するアキさんの姪。自身も考古学ファンであることをうかがわせるエピソードがあります。
■アレクシスとキャスパー
夫のキャスパーはかつてレアなフィギュアのコレクターでした。しかし、高値で買ったお宝フィギュアに大した価値がないことが判明したことから熱がさめ、今は飼い猫ウミの動画配信に力を注いでいます。ファッションとジュエリー大好きという設定の妻のアレクシスは、夫の趣味にはあまり理解がありません。いつかアレクシスがキャスパーのコレクションを売り飛ばしたり捨てたりするのでは?と、個人的にワクワクが止まらなかったのですが、そういう展開には至りませんでした。

ということで、一筋縄ではいかない登場人物ぞろいのラジオ英会話のダイアログ。じわじわきすぎて、時折肝心の英文法が頭に入ってこないことがありますので、気を付けたいと思います。

そうそう、忘れてました。冒頭の大西先生の「クッククック」の元ネタはこちら。「ようこそここへ」で桜田淳子さんを思い出すか、光GENJIを思い出すか、それとも「?」となるかで年齢がある程度判定できそうです。

ちなみにこの曲「わたしの青い鳥」には、「どうぞ行かないでこのままずっと」とお願いする歌詞があります。行かないで青い鳥。ツイッターがX(エックス)に変わってしまった衝撃が尾をひく中、なかなかタイムリーなネタであります。

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