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カラーコーディネーター検定と色彩検定の違いを徹底比較(3級編)

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6月に実施されるカラーコーディネーター検定と色彩検定の受付が始まったのを受けて、あらためてカラーコーディネーター検定と色彩検定の違いについて。今日はまず3級どうしを比較してみたいと思います。

まずは、これをお読みの皆さんにどちらの検定が必要か、違いが分かるチェックポイントを作ってみました。

<A群>

  1. 「おだやか」「明るい」など色別・配色別のイメージが知りたい
  2. 「茄子紺」「桜色」など慣用色を憶えたい
  3. カラーカードを使った実践的な学習がしたい
  4. 色相・明度・彩度の意味を分かりやすく教えてほしい
  5. ファッションやインテリアの色彩の基礎を学びたい

<B群>

  1. JIS系統色名やマンセルシステムを理解したい
  2. 自然界の色や印刷の色のしくみが知りたい
  3. 色彩の歴史や文化について知りたい
  4. 色彩調和の理論を知りたい
  5. 日本の商品色彩の変遷を知りたい

だいたいお分かりかもしれませんが、A群は色彩検定3級の特徴、B群はカラーコーディネーター3級の特徴です。

どちらも、「色とは?」「色相・明度・彩度とは?」という色彩の基本の基本からスタートする点は同じですが、色彩検定3級テキストの方が初心者向けで親切。カラー図版豊富に、分かりやすく解説してくれます。

使用するカラーシステムは「PCCS」で、テキストには別売りの「新配色カード」使った演習のコーナーが。切り張りしながら、色の調和や対比効果を体得することができるのが、色彩検定のいいところです(注:3級の本試験には切り貼りはありません)。

他方、カラーコーディネーター3級は、基本の基本のところはあっさり目で、いきなり専門領域に踏み込んでいきます。

色彩検定では2級で学ぶJIS系統色名やマンセル、色彩調和論、また、1級で学ぶCIE表色系や、色の測定方法、色彩の歴史・文化は、カラーコーディネーター3級の出題範囲。得られる知識はかなりのものです。

ということで、同じ3級とはいえ、カラーコーディネーター検定と色彩検定では、憶えるべき知識の量や種類が全く異なります。

なので、比較は難しいのですが、1回の試験でなるべく多くの知識を吸収したいのであればカラーコーディネーター検定、手っとり早く配色のコツをつかみたいというのであれば色彩検定と、ということになるのではないでしょうか。

以上、今日はカラーコーディネーター検定3級と色彩検定3級の違いについてお届けしました。

試験日は、色彩検定が6月22日(日)で、申込受付は5月15日まで。カラーコーディネーター検定は、6月15日(日)実施で、受付は5月2日(金)までです。

まだ申込締切までには日がありますが、受験をお考えであれば、そろそろ勉強を始めた方がいいですよ。ちなみに、色彩検定は、憶えることは比較的少ないですが、JIS慣用色名61色の暗記はなかなか手ごわいです!

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