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心からの反省が無駄にならないきちんと真意が伝わる「お詫びの極意」とは?

伝わる・揺さぶる!文章を書く コミュニケーション
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私のコミュニケーション能力の低さを常々嘆いている亭主から、そっと手渡された本がこちら。

『伝わる・揺さぶる!文章を書く』(山田ズーニー)

大学入試の小論文指導のエキスパートで、糸井重里さんのサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」で「おとなの小論文教室。」を連載している山田ズーニーさんが、論理的で説得的な文章のための心得を分かりやすく解説してくれている本です。

「論点を意識する」「問いを立てる」などテクニカルな側面にとどまらず、人とコミュニケートするということはどういうことかという点にまで触れられている良書ですが、その中でも取り急ぎマスターしたいと思ったのが、P.166「実践5 お詫びをする」で示されているお詫びの文章のアウトライン。

これを読んで、過去に受け入れられなかった自分の謝罪のどこが悪かったのかがよ~くわかりました。例え心底反省していたとしても、「ごめんなさい、次から気をつけます」だけでは、相手に真意を伝えることはできないんですね。

謝罪をした上で、相手がどれだけ迷惑を被ったかに思いをはせ、どんな対策を講じ、どんな償いをするかを考えて、それらをきっちり提示する。これが相手に伝わるお詫びの極意のようです。

「これはすごい!」思った点は、この本で示されたアウトラインに沿ってお詫びの方針を立ててみたところ、お詫びをすることになった原因が、不可抗力や他人のせいだったとしても、相手をいたわる気持ちが芽生え、「私のせいじゃないのに!!」という憤りが鎮まることです。

震災の影響で、仕事上の本来の債務を提供することがかなわず、謝りっぱなしでストレスがたまっている方も多いことでしょう。そんな方には、ぜひとも本書を活用してお客様や得意先と良好な関係を維持し、ストレスを軽減していただきたいと思います。

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