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【受験体験記】VBAエキスパート(Excel VBA Basic)に合格した

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2019年に入って最初の資格試験。1月末、「VBAエキスパート」を受験して合格したので、その顛末を書きます。受験をお考えの方や、これからExcelマクロの勉強を始めたいという皆さんの参考になりましたら幸いです。

VBAエキスパート試験とは?

まず、「VBAエキスパート」とは、Excel、AccessのVBAのスキルを証明する資格の総称です。試験区分には、以下の4つがあります。

  • Excel VBA Basic
  • Excel VBA Standard
  • Access VBA Basic
  • Access VBA Standard

ざっくり言いますと、Excelマクロ基礎、Excelマクロ実践、Accessマクロ基礎、Accessマクロ実践というところですかね。

ちなみに、「VBA」とは「Vidual Basic for Application」の略で、「マクロ」というプログラムをを記述する言語のことですが、一般に「VBA」「マクロ」は、ほぼ同じ意味で使われることが多いようです。なので、ここでも区別しないで書くことにします。

Excel VBA Basic(ベーシック)の受験会場

さて、私が受験したのは、もっとも易しい「Excel VBA Basic(ベーシック)」です。Excel VBAの基本文法や、基礎的なマクロの読解・記述能力を診断する試験です。

試験形式はCBT(Computer Based Testing)。主催のオデッセイ・コミュニケーションズ(MOS試験なんかも主催してる団体)が指定する全国の会場で、PCを使って行われます。

会場名一覧をざっと見たところ、ほとんどがパソコンスクールのようですね。

試験会場のご案内
(オデッセイ・コミュニケーションズのサイトより)

試験の実施の日時や頻度は、会場によってまちまちです。例えば、私は大阪の23会場の中から「PCカレッジ東梅田校」を選んだのですが、ここは毎月3回ほどの実施である模様。

VBAエキスパート試験会場

もっとアクセスのよい会場もあったのですが、そこは私にとって都合のよい日程、時間帯の実施がなかったため、あきらめました。受験を考え始めたら、まず上記のページで受験可能な日時を確認しておいたほうがよいかと思われます。

ちなみにですが、選んだ会場は個人的には当たりでした。何がよかったかというと、ひとつは荷物をロッカーに預けなくてよかったところ。

CBT試験では、原則として試験室への私物の持ち込みが禁止されており、所持品は会場備え付けのロッカーに預けます。例外的に持ち込みが許されている私物は、ハンカチ、ティッシュ、目薬、IDとパスワードが書かれたメモのみ。

しかし、ロッカーなどの設備がない会場はその会場の指示に従うとのことで、PCカレッジ東梅田校は、まさにそのタイプだったのです。試験中も自席の足元にバッグを置いておくことができたのは安心でした。

そして、もうひとつよかったことは、道路をはさんだ向かいに、大きなイートインのあるデイリーヤマザキがあったこと。会場内にはくつろげるスペースがないので、早く着きすぎたときなどにおすすめです。

受験者のスペック

というところで、そろそろ私の受験体験記に移ることにしましょう。以下は、私のスペックです。

  • 【年齢】48歳
  • 【経歴】文系出身。勤務先は非IT系。現在の仕事はデータ管理。Excel歴は20年超であるものの、まともに関数を駆使し始めたのはこの12年ほど
  • 【学習を始める前のマクロの実力】マクロは他人が書いたものを少し修正して実行できるレベル
  • 【プログラミング歴】なし。ただし2018年10月に基本情報技術者試験受験(無謀だった)
  • 【受験の動機】転職活動で有利になるかもしれないと思ったから
  • 【VBAエキスパートの学習期間】通算約2ヵ月
  • 【使用教材】公式テキスト(サンプル問題2回分付)と問題集(3回分)

学習期間には、少し補足が必要です。学習を始めて2ヵ月で合格したのではなく、2018年6月に1ヵ月ほど勉強したところで中断し、2019年が明けてから再開したという経緯でして。

中断した理由は、基本情報技術者の勉強が本格化したためです。ただ、午後問題対策で、マクロに近い疑似言語を読む練習なんかをやってましたので、その間も全くVBAの勉強をしていなかったとは言えないかもしれません。

さて、そんな私の成績はこちら。1000点満点で、950点でした。

VBAエキスパート(Excel Basic) 成績

公式テキスト附属の模試や、公式問題集とは傾向が異なるタイプの問題も出題され、本番中いやな汗をかいたりしていた割にはいい出来で、自分でも驚きました。

これだけ点数が取れるなら、ベーシックを飛ばしていきなりスタンダード(Excel VBA Standard)を受験し、受験料(ベーシックで約13,000円)を節約することもできたかも…と思うとちょっと惜しいですが、まあ結果論ですね。

ベーシック取得を目標に勉強してきたこの3週間ほどで、マクロに関してかなり自信がつき、さっそく業務で使用するExcelツールの自動化に乗り出すことができたことを考えると、無駄ではなかったのではないかと思います。

今後は、とりあえず上級のスタンダード(Excel)のテキストに沿って勉強します。受験するかどうかは、いまのところ未定。

2019.03.09追記:合格認定証が届いた

合格認定証が郵送で届きました。B5サイズの厚手の紙で、なかなか有難みがあります。

VBAエキスパートベーシック合格認定証

なお、その後、上級にあたる「スタンダード」(Excel VBA Standard)のテキストは購入していません。

現在は、「ベーシック」のテキストと、『たった1秒で仕事が片づく Excel自動化の教科書』など市販のVBA本を参考に、Excelブック間のコピペや、ファイル整理などの単調な作業をせっせとマクロ化中。

ベーシックレベルの知識でもかなりのことができるんだ!と感動しています。

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