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『実例でよくわかる! 人が集まるチラシの作り方』(著・坂田静香)を読みました

実例でよくわかる!人が集まるチラシの作り方 クリエイティブ
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『実例でよくわかる! 人が集まるチラシの作り方』(著・坂田静香)を読みました。

本書の著者は、2003年4月から東京都大田区の男女平等推進センター「エセナおおた」の活動に参加し、現在は同センター長を務める坂田静香さん。彼女が企画や広報を担当する講座は、応募率が3倍を超えるそうです。

そのノウハウを披露した前著『人が集まる !行列ができる !講座、イベントの作り方』(牟田静香さんの名前で出版)は講座担当者のバイブルとされ、現在は年間100ヶ所以上の講演をこなす多忙な日々だとか。

本書『実例でよくわかる! 人が集まるチラシの作り方』は、そんな坂田静香さんのノウハウを、売れる講座のチラシ作りという側面から語るものです。

集客できないチラシの画像が「Before」、それを坂田さんが改善したものが「After」として紹介されていて、その数は14事例!改善後の作品のみも事例も入れると33ものお手本が。それらをざっと眺めるだけでも、よいチラシのレイアウトがどんなものであるかが分かります。

そして、この『実例でよくわかる! 人が集まるチラシの作り方』が優れているのは、レイアウトだけでなく、タイトルやキャッチコピーの作り方にまで踏み込んでいるところ。

ビフォーとアフターでは、同じ講座とは思えないぐらいの変容ぶりなのですが、もとのタイトルやコピーではなぜいけなかったのか、その理由が詳しく解説されています。

例えば、当初「シルバースポーツ大会」と銘打たれていた60歳以上の人を対象としたスポーツ大会のタイトルを、坂田さんは「60代からの いきいきスポーツ大会」と変更しました。

これは、まだまだ自分は若いと思っている60代の人に「シルバー」「高齢者」という言葉は好かれない傾向があるため。ターゲットに好まれない言葉は使わないことが肝心だそうです。

また、利用者のゴールを考えようというアドバイスもありました。例えば、人が成年後見人制度の講座を受けてみようと思うのはどんなときか?一人の老後を想定して不安になったときではないのか?というところからスタートして、チラシのタイトルを考えてみることだと。

その他、本書には、坂田さんが10年にわたって蓄積してきたというノウハウがぎっしり詰め込まれています。簡単に読めて、得るものはすごく大きいという印象。講座の企画担当者のみならず、自分のお店やスクールにお客を集めたい人にもおすすめです。
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実例でよくわかる! 人が集まるチラシの作り方

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