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色彩検定2級必出!JIS系統色名○×クイズ全8問に今すぐチャレンジ

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色彩検定協会の「色彩会員」なるメンバーシップ(年会費2500円)に加入すると送られてくる『AFTジャーナル』。先日2014年春号が届いたのですが、その別冊が「冬季検定を振り返って」でした。

2013年11月・12月に実施された色彩検定(12月は1級2次のみ)に出題された問題のうち、特に正答率が低かった問題をピックアップし、解説を加えるというものです。

それによると、2級の問題(4)JIS系統色名に関する問題の正解率が低かったという話。

系統色名の基本色名・修飾語の種類や数、慣用色名との関連を問う問題は、色彩検定2級必出です。確かに、ややこしい項目なのですが、押さえるべきところを押さえておけば取れる問題なので、勿体ないなあと。

ということで、今日は自分の復習も兼ねて、JIS系統色名のポイントを盛り込んだ○×クイズを作ってみました。理解度チェックにお役立ていただけましたら幸いです。

Questions

  1. 有彩色の基本色名は5種類である
  2. 慣用色名の煤竹色の系統色名は「暗い赤みを帯びた黄みの灰色」である
  3. 慣用色名の新橋色の系統色名は「青緑みの青」である
  4. 慣用色名の茶鼠の系統色名は「黄赤みの灰色」である
  5. 慣用色名のランプブラックの系統色名は「暗い黒」である
  6. 慣用色名の朽葉色の系統色名は「灰みの赤みの黄」である
  7. 有彩色の明度及び彩度に関する修飾語は、近無彩色域を除くPCCSのトーンと同じである
  8. 有彩色の色相に関する修飾語は、使わなくてもよい場合がある

以下、解答と解説です。

Answers

  1. ×
    有彩色の基本色名は、赤、黄赤、黄、黄緑、緑、青緑、青、青紫、紫、赤紫の10種類です。
  2. ×
    慣用色名の煤竹色は「赤みを帯びた黄みの 暗い 灰色」です。無彩色の系統色名は、有彩色とは異なり色相に関する修飾語が先にくることに注意。
  3. ×
    新橋色の系統色名は「明るい緑みの青」です。有彩色の色相に関する修飾語は、「赤みの」「黄みの」「緑みの」「青みの」「紫みの」の5種類。「青緑みの」のような中間色相を使った修飾語はないことに注意。

  4. 茶鼠は「黄赤みの灰色」です。無彩色の色相に関する修飾語には、有彩色と同様の「赤みの」「黄みの」「緑みの」「青みの」「紫みの」に加えて「黄赤みの」「黄緑みの」「青緑みの」「青紫みの」「赤紫みの」が存在します。さらに、「赤みの」「黄みの」の中が細分化されて、「紫みを帯びた赤みの」「黄みを帯びた赤みの」「赤みを帯びた黄みの」「緑みを帯びた黄みの」というややこしい修飾語もあり、全部で14種類です。
  5. ×
    ランプブラックノ系統色名は「黒」です。無彩色の明度に関する修飾語には、「うすい」「明るい」「中位の」「暗い」の4つがありますが、白と黒には付けることができません。
  6. ×
    朽葉色の系統色名は「灰みの 赤みを帯びた 黄」です。有彩色の明度及び彩度に関する修飾語が「明るい灰みの」「灰みの」「暗い灰みの」のように「みの」を含む場合は、それに続く色相に関する修飾語の「みの」を「みを帯びた」に変換します。
  7. ×
    有彩色の系統色名の明度及び彩度に関する修飾語は、PCCSのトーン区分の名前と似ていますが、分布や数が異なります。明度及び彩度に関する修飾語は13種類、近無彩色域を除くPCCSのトーン区分は11種類です。

  8. 色みの偏りのない場合は、有彩色の色相に関する修飾語は使用しません。蘇芳の「くすんだ赤」、オールドローズの「やわらかい赤」などがその例です。

以上、JIS系統色名の理解度がチェックできる○×クイズをお届けしました。

JIS系統色名は、有彩色と無彩色に分類されることをまず踏まえ、それぞれ、

  • 基本色名の数
  • 修飾語の数
  • 組み立て方
  • 慣用色名との対応

を整理しておいてください。個人的におすすめなのは、ある程度基本を頭に入れた上で、テキスト巻末の慣用色名と系統色名をセットで憶えてしまうことです。

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