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兵庫県立美術館『超・大河原邦男展』に行ってきました

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兵庫県立美術館で開催中の「超・大河原邦男展 レジェンド・オブ・メカデザイン」に行ってきました!

大河原邦男さんとは、1972年の「科学忍者隊ガッチャマン」、1977年の「ヤッターマン」以降のタイムボカンシリーズ、1979年「機動戦士ガンダム」をはじめとするガンダムシリーズなど、名作アニメのメカデザインを手がけた人。アニメ作品における日本最初の専門メカニックデザイナーといわれています。

今回の展覧会は、これまで門外不出だった、大河原氏自身の手による設定資料や原画が、総数約400点も見られるというもの。

兵庫県立美術館 『超・大河原邦男展

ガッチャマンやタイムボカンシリーズは、再放送も含めて自然に見ていた世代で、ガンダムに至っては、モビルスーツ(作中に登場する戦闘用のメカ)を見るたび、その機能美にうっとりしまう素材屋小秋の面々です。これは見逃すわけにはいかないということで、機会をうかがっておりました。

ほんとうは3月23日の開始直後に行きたいぐらいだったのですが、その時期は、ちょうど学校や幼稚園の春休みが始まったばかりというタイミング。

家族サービスと称して子を連行してきたお父さんが、自分ばかり目を輝かせ、子は気を使ったりぐずったりしている図を見ることになってはしのびない、ということで、学校が始まったであろう先週火曜日にようやく決行となった次第です。

で、感想。

圧巻でした。

通称「ラストシューティング」と呼ばれるシーンなと、ガンダムの名場面を描いたカラー原画の数々はもちろん、実際の設計図かというぐらい細密に描きこまれた設定資料も見応え満点。

中学の頃、少々メカや兵器っぽいものが登場するマンガを描いたことがあり、現在もイラスト素材という形で絵にたずさわっている者として、気の利いたことのひとつでも言いたいのですが、「なんかすごいもん見た」としか言いようがない、というのが今のところの感想です。

あと、作品そのものの他に、大河原さんの経歴にも仰天しましたねー。根っからのアニメの人なのかと思いきや、東京造形大卒業後、大手服飾メーカーのテキスタイルデザイナーを経て、タツノコプロに入社したのは生活のため。何と、特にアニメに興味はなかったとか。

しかし、入社後、地味に背景などを描いていたところ、当時の美術部長の中村光毅氏の目にとまって、ガッチャマンの敵メカなどを担当することとなり、その後メカデザインの専任となったそうです。

思うのですが、プロダクトデザイナーとしてのアプローチが、その後の躍進の決め手だったのかなあと。当時、まだまだ子供のものであったアニメに、実際の製品として通用するレベルの緻密なデザインを持ち込むというのは、革命的だったのではないでしょうか。

大河原さんがそれを意識していたかどうかは分かりませんが、自分の持てる技術を活かしたいと思うとき、専門とはズレた分野にも目を向けるというのは、素材屋という、曲がりなりにもクリエイターなる属性に分類されるべき者の一人として、忘れないでおきたい視点だと思いました。

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