『本気で売り上げを伸ばしたければ日経MJを読みなさい』(著・竹内謙礼)を読みましたので、今日はその感想を。
先日読んだ別の本に、サイト展開のネタ探しに日経MJがよいということが書かれていて、興味を持っていたところ、たまたま本書を図書館で見つけたので、借りてみることにしたのです。2012年出版の本。
日経MJ(MJはMarketing Journalの略)とは、日本経済新聞社が発行する、消費と流通、マーケティング情報に特化した専門紙です。前身は、日経流通新聞。年末恒例の「日経ヒット商品番付」は、ここのコンテンツです。
読後に見たAmazonの内容紹介はこのようなもの。
売り上げを本気で伸ばすために日経MJをこう使え。小売業やネットビジネスの販促指導で定評があり、日経MJの連載執筆陣の一人でもある人気経営コンサルタントが、日経MJをビジネスに活用する方法を教えます。
あれ?著者の竹内さんは、日経MJの一ユーザーだと思いながら読んでいたのですが、その後執筆陣に加わったのでしょうか。ちょっと複雑な気分ですが、それはさておき、残念だったのは、期待していた第4章「日経MJの記事から、お金儲けの方法を引き出す方法」の内容が薄かったことです。
著者のアイデア出しのノウハウが小出しにされているような感じで、それを ”日経MJの” 活用法と言われてもなあ…と。ご自身の日経MJからの情報収集の方法は、(例えば、奥さんにスクラップを作ってもらったことで、思いがけない効果があったとか)は、興味深かったのですが。
あと、お金儲けに結びつきうる日経MJの特長がたっぷり語られていた点は、購読を検討していた者として、参考になりました。特に、情報が早く、視点がユニークなので、業界の人がニュースソースとして活用していて、テレビなどメディアの企画につながることもあるという話。
これが本当だとするなら、活用しない手はありません。一般の人がテレビを見て、そこで紹介された商品なりサービスなりをインターネットで検索し始める前に、日経MJで仕入れた情報を、ブログ記事に仕込んでおくことだって可能です(その目利きは難しいとは思いますが)。
日経MJのWeb版は、2014年10月3日に、サービスを終了したとかで、今後、さらに購読のメリットは増すのではないでしょうか。
ただ、twitter は更新されているので、ヒットの芽はここでも探せるかも、という思いも(汗)
とりあえず、こんな本を読んだよ、という話を亭主にしたところ、早速日経MJの無料お試し(3回分)に申し込んだそう。まずは届いた現物を見て、月2,097円を出す価値があるかどうかを判断したいと思います。