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【eco検定対策】環境問題への取組の歴史年表(世界)の覚え方

この記事は約5分で読めます。

eco検定まであと26日となりました。これまでの勉強法は、

過去・模擬問題集を通読(答えを見ながら)
 ↓
出題箇所を公式テキストにマーク
 ↓
公式テキスト通読
 ↓
問題集に答えや公式テキストの情報を書き込み

というものです。直前は問題集だけ眺めればいいという域にまで持っていきたいものだと思ってます。

同じ東京商工会議所主催のカラーコーディネーター検定の際には、大量に暗記カードを作ったりしましたが、あまりに時間がかかるので、今回は、カード作りには手を出しません。

代わりに、テキスト通読の際に、マインドマップ形式のノートを作っています(無料のソフトのFreeMind使用)。あまり手をかけたくはないけれど、手を動かさないと、覚えられる気がしないというところでしょうか。

今日はそんなマインドマップの中から、環境問題への国際的な取組みの年表をまとめた部分の一部を紹介します。「地球サミット」「パリ協定」「京都議定書」「SDGs」などの年表上の位置づけが覚えられないという人のお役に立てれば幸いです。

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まずはこの5つを覚えよう

環境問題への国際的な取組みの年表に関しては、まず

  • 国連人間環境会議
  • 環境と開発に関する世界委員会(WCED)
  • 気候変動に関する政府間パネル(IPCC)
  • 国連環境開発会議(地球サミット/UNCED)
  • 2030アジェンダ

の5項目を覚えてしまうのが早いかと思われます。

環境問題関連の重要な会議等

これらの会議や組織は、それ自体も重要ですが、環境保護への取組の大きなイベントであったり、後の会議や条約の基礎となったものです。「リオ+10」「リオ+20」とか「パリ協定」なんかは、これらの会議や組織の枝葉と考えると分かりやすいかと。では、上から順番に展開して行きましょう。

国連人間環境会議(1972年)とは

「国連人間環境会議」とは、国連初の環境問題に関する国際会議で、1972年にストックホルムで開かれました。ここでの勧告をふまえて、「UNEP(国連環境計画)」が設立されています。

国連人間環境会議とは

国連なんたら会議というのは他にも色々あり、紛らわしいので「ストックホルム会議」と覚えてもいいかと思います。とりあえず1972年に国連初の環境問題に関する国際会議があり、UNEPが設立されたということで、暗記してしまいましょう。

ちなみにUNEPは、国連内部の環境政策の調整を行う事務局のような機関。地球環境展望(GEO)を発表したり、ミレニアム生態系評価を実施したりもしてます。本部はナイロビ。

環境と開発に関する世界委員会(1984年設立)とは

さて、ストックホルム会議から12年後の1984年には、環境と開発に関する世界委員会(WCED)が設立されました。

ここの1987年の報告書「我ら共有の未来」は、人間が「持続可能な開発」という考え方を基礎とした考えにシフトすることを提唱。現在、環境問題を扱うにあたって、広く受け入れられている指針の誕生です。

環境と開発に関する世界委員会とは

「評価報告書」のIPCC設立は1988年

「我ら共有の未来」発表とほぼ同じ頃、1988年には、前述のUNEP(国連環境計画)と世界気象機関により、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)が設立されました。

IPCCとは

IPCCは、気候変動に関して、最新の知見を集め、客観的な「評価報告書」を発行する役割を担う組織です。

最新の第5次評価報告書(2014年)では、「気候システムの温暖化は疑う余地がない」とされ、その裏付けとして「世界平均地上気温は1885年から2010年までの間に0.85℃上昇した」などのデータが示されています。

超重要!国連環境開発会議(地球サミット/UNCED)

1992年、私の記憶では、一般人の間にも「エコロジー」なる言葉が広まってきた頃でしたが、リオデジャネイロで「地球サミット」が開催。

この会議、「リオ宣言」「アジェンダ21」が採択されたことで知られていますが、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)と生物多様性条約の署名が開始されたという点でも重要です。

国連環境開発会議(地球サミット)

京都議定書や、パリ協定は、国連気候変動枠組条約の締約国会議(COP)で採択されました。京都議定書が1997年のCOP3で、パリ協定が2015年のCOP21。

国連気候変動枠組条約と生物多様性条約の署名開始

で、名古屋議定書と愛知目標は、2010年の第10回生物多様性条約締約国会議(COP10)で決まったこと。同じくCOPとか議定書とかの言葉が使われていますが、気候変動の話と混同しないように注意。

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なお、地球サミットと同じくeco検定頻出の「リオ+10」「リオ+20」は、1992年の会議のフォローアップと考えると覚えやすいです。

リオ+10とリオ+20

「+」の後の数字は地球サミット開催年の1992年にプラスする年数。「リオ+10」は2002年、「リオ+20」は2012年の開催。「リオ+10」だけ、会場がリオデジャネイロじゃなくてヨハネスブルグです。

新しい枠組みSDGsとは?

そして最後、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」。2015年の国連持続可能な開発サミットで採択されました。アジェンダは「行動計画」という意味。

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で、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」で掲げられた具体的な目標が、「持続可能な開発目標(SDGs)」。先進国と途上国がともに取り組む普遍的な目標で、「貧困をなくそう」「飢餓をゼロに」「安全な水とトイレを世界中に」など17の項目が盛り込まれています(公式テキスト改訂6版 26ページ参照)。

詳しくは別の機会に譲りますが、SDGs関連の問題は、次のeco検定に多分出るかと。新しい話なので、過去問ベースで勉強していると、見落としてしまう恐れがあります。くれぐれもご注意を。

ということで、以上、今日はeco検定公式テキストの環境問題への国際的な取組みの年表から、重要なところを拾ってみました。

始まりは1972年で、最新の取組みの一つはSDGs。節目に「持続可能な開発」の提唱や、IPCCの設立、地球サミットの開催など重要なイベントがあったことを押さえておくと、覚えやすくなると思います。

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