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たった6色?ディック・ブルーナのミッフィーの色使いがかなり限定されてた件

ディックブルーナの6色

「ミッフィー」シリーズの作者で、約60年にわたりグラフィッックデザイナー、絵本作家として活動してきたディック・ブルーナが、2017年2月16日に89歳で亡くなった。

日本にミッフィーが入ってきたのは、1964年。『ちいさなうさこちゃん』が刊行されたときだそうだ。

1970年生まれの私は、幼少期に絵本を買い与えられたような気がする。

しかし、自分で絵本やグッズを買い求めたことはない。おそらく、高校、大学あたりで、いけ好かないタイプの女子が「ブルーナが好き」と公言していたからだと思う。

あと、完成されすぎていて、かわいいとは思えないということもあったのだが、今回、『ディック・ブルーナのすべて』を読んでみて、その理由のいくつかが分かった気がする。

ミッフィーの世界は、カラフルに見えるが、色数が、きわめて限定されているのだ。黒を除くと6色。

ディック・ブルーナの基本の三色

基本は、赤、黄、青の三色。オランダの芸術運動「デ・スティル」に影響を受けたという。

もっとも、ブルーナの赤や青は、モンドリアンらのそれより黄寄りで温かみがある。

ディックブルーナの基本の3色

ブルーナによると、

赤はあなたの方へ向かってくるあたたかい色

とのこと。パーティーの場面などの背景に使われている。

黄色も、「前に出てくる色」で、あたたかさを感じる色。子どもが室内にいるときの背景に用いられるとのこと。

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青は、よそよそしく冷たい色とのこと。

あなたから去っていく色。怖さや寒さを描くときに使います

例えば、『ゆきのひのうさこちゃん』に登場する雪だるまの背景は青で塗られている。

残る3色は緑、茶、グレー

以上が、基本の3色で、他は、緑、茶、グレー。緑は、オランダの豊かな自然を表現するのに必須で、茶、グレーは、デザインの必要上やむなく、ということらしい。

ブルーナの緑、茶、グレー

緑は、自然界のモチーフや屋外シーンの背景に。

茶色は、いぬのスナッフィーやくまのボリスとバーバラなどに。

グレーは、ぞうやかばやさいを描く時に使われた。

そうか、6色でここまで表現できてしまうものなのか。私も自分の6色パレットを作ってみたくなった。

なお、書籍『ディック・ブルーナのすべて』では、色の他に、シンプルな線と構図の秘密も解説されている。今更だが、ミッフィーシリーズから学ぶことは多そうだ。西原理恵子さんのミッフィーを見て、溜飲さげてる場合じゃなかった。

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