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ダース<宇治抹茶>のパッケージに学ぶコンプレックスカラー配色の効果とは

eyecatch

森永のチョコレート「ダース<宇治抹茶>」をコープで見つけて、「おっ新商品?」と思ったのですが、調べてみたところ2014年9月発売の商品とのこと。

なのでニュースバリューは無いのですが、パッケージが色彩検定・カラーコーディネーター検定必須の配色技法「コンプレックスカラー配色(コンプレックスハーモニー)」の効果を説明するのに最適で、思わず唸ってしまったので、本日のお題としたいと思います。

■パッケージの配色を分析してみよう

こちらが、ダース<宇治抹茶>のパッケージ。緑のグラデーションの背景に、「Dars」や森永のロゴ、中身をあらわすチョコのイラスト、「石臼引き抹茶使用」というコンセプトを伝える石臼のイラスト、「京都産」の文字などがあしらわれています。
ダース抹茶パッケージ

最も大きな面積を占める背景の黄緑と、「京都産」の文字を囲む紫は補色の関係にあります。色相環で対向する位置にある色どうしの組み合わせでで、こうして片方を小面積で使うと、よいアクセントとなり、全体の印象を引き締めてくれます。
補色

背景の緑のグラデーションは、「ナチュラルハーモニー」だと言えます。右下隅の青みがかった暗い緑→大部分を占める黄緑→ロゴの周りの緑がかった黄色と、明るい色ほど黄色みを帯びる色の変化は、陽光を浴びた芝生のような自然な色の並びです。
ナチュラルハーモニーの例

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■あれ?コンプレックスカラー配色はどこに?

で、ここまではまあよくある抹茶のお菓子のパッケージかなと。驚いたのは、箱を開けた時でした。中のプラスチック包装が、ピーコックグリーンなどと呼ばれるようなあざやかな青緑で、これはお見事!と。
ダース抹茶の箱を開けてみた

素材が違うので、明るさを厳密に比較することはできませんが、ぱっと見の印象、このダース<宇治抹茶>外箱の緑と、中のプラスチック包装の色の関係は、「コンプレックスカラー配色」と言っていいと思います。

コンプレックス配色は、黄寄りの色が明るいナチュラルハーモニーとは逆に、青寄りの色の方がより明るい配色。自然界にはない色の並びなので、見る人の意表をつき、斬新な印象を与える効果があるんですね。

コンプレックスカラー配色

日常的に見る色の組み合わせでは、チョコミントアイスの配色なんかが該当します。詳しくは「試験に出る色彩用語」で解説していますので、あわせてご覧いただければと。
コンプレックスカラー配色の意味とは|試験に出る色彩用語

■まとめ

ということで、今日はダース<宇治抹茶>のパッケージを例にとったコンプレックスカラー配色の解説でした。

配色のコツは、青っぽい色をより明るくすること。どちらかの色が隠されていて、後に眼前に現れた場合に最大の効果を発揮するようですので、アウターとインナーの組み合わせや、プレゼントの箱の包装などに活用してみてください。

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