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『かさねの色目 平安の配色美』(著・長崎盛輝)を読みました

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『かさねの色目 平安の配色美』(著・長崎盛輝)を図書館で見つけ、「おお、これがあの!」ということで手に取ってみました。

かさねの色目―平安の配彩美

「かさねの色目」とは、ごくごく簡単に申しますと、平安貴族の衣服の配色ルールのこと。「かさね」には、「重(ね)」と「襲(ね)」の表記があり、本書では、前者を1枚の衣の裏表、後者を十二単のような複数の衣の組み合わせとして解説しています。

「これがあの!」というのは、重ねの色目がカラーコーディネーター検定テキストに取り上げられていて、本書がその参考文献となっているからです。著者の長岡盛輝さんのお名前もテキスト本文中に登場。試験が終わったら読んでみたいと思いつつ、そのまま忘れていたところ、先日、たまたま図書館で出会ったというわけなのでした。

本書は、『日本の傳統色』の著書でもある長岡盛輝さんが、平安時代から現代までの文献をもとに、平安時代の配色美「かさねの色目」を色票として再現し、その由来や使用された季節などを解説するものです。収録されている色票は重ねの色目が120種、襲ねの色目が数十種。使用する色や色の組み合わせに諸説あるものは、「別説」としてまとめられています。

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使用されている色そのものについても、その材料や色名の由来が語られており、その全48色の色票もあり。日本の伝統色の教科書としても使えそうですね。

また、すべての色について日本色研色調記号(PCCSの前身?)が示されており、各重ねの色目の色相やトーンの関係を表にしてくれているのも嬉しい限り。本書は、雅で華やかな和のイメージの配色を考えるためのよいお手本となりそうです。おすすめ!

ところで、カラーコーディネーター検定2級では、本書からピックアップされた25種類の重ねの色目を暗記することが求められます。

私が受験した2011年まで使われていたテキストでは、15種類だったのですが、それでも大変でした。なので、今後受験なさる皆さんには、少しでもラクをしていただこうということで「i暗記」というアプリで使える暗記カードを作ってみました。ご活用いただけましたら幸いです。
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そしてあらためて今回ご紹介した本『かさねの色目 平安の配色美』の色票を見て思うこと。平安時代の貴族必須の教養項目だったそうなのですが、みんな100種類以上もの配色をどうやって憶えたんでしょうね(汗)

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