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『色彩の表記』(アルバート・H・マンセル・著/日高杏子・翻訳)を読みました

eyecatch

『色彩の表記』(アルバート・H・マンセル・著/日高杏子・翻訳)を読んだので、今日はその感想を書いてみたいと思います。

アルバート・H・マンセル氏!? もちろん、色彩方面の学習経験のある方なら当然ご存知の、マンセル表色系で知られるあのマンセルさんです。



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本書は、マンセルさんが1905年に発表した“A COLOR NOTATION”を、息子さんのアレクサンダー・E・O・マンセル二世氏(以下、「子マンセル氏」)が編集したものの日本語版です。

正式タイトルは “A COLOR NOTATION~A MEASURED COLOR SYSTEM, BASED ON THE THREE QUALITIES Hue, Value, and Chroma with Illustrative Models, Charts,and a Course of Study Arranged for Teachers” 。

副題、長っ!訳すと『色彩の表記~教師のための、モデル図とチャートと教育課程を伴う、色相と明度と彩度を基礎とする計測されたカラーシステム』というところでしょうか。

それを聞くと、なんだかものすごく分厚い本を想像されるかもしれませんが、本書は非常にコンパクトでして、全84ページ。うち、アルバート・H・マンセルさん本人による本編は27ページで、あとは序文、補遺、論評、チャートなどが占めています。

しかし、「なんだ1/3だけか」と思うなかれ。序文はマサチューセッツ工科大学やロードアイランド・スクール・オブ・デザインの先生と子マンセル氏ですし、補遺には、あの色彩調和の四原則のジャッドさんが名を連ね、論評には、「アダムス‐ニッカーソンの色差式」のD・ニッカーソン女史が(汗)

彼らの文章からは、色を三属性に分類し、システマチックに表記するというアイデアが、1905年当時いかに画期的なものであったかを知ることができます。

マンセルさん本人による色の三属性の解説は、今日、判りやすいフルカラーのチャートを見慣れた私たちには、かえってまどろっこしく感じられるかもしれません。

ただ、ある作家の、壁紙にまつわる面白エピソードから始めたり、手やミカンなど身近なものを使って説明しているあたり、とてもいい先生だったのだろうなと。

生徒になったつもりで、何度も読み返してみたいと思います。

ところで、今、副題について確認していたところ、偶然、こんなものを見つけてしまいました。

A Color Notation by A. H. Munsell(英語)

なんと、『色彩の表記』の英語版は無料で読めるのです。英語学習も兼ねることができて、一石二鳥。二読目はこっちでチャレンジしてみますか!

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