スポンサードリンク

はり絵画家・内田正泰氏の作品に学ぶ配色技法「スプリットコンプリメンタリー」の活用事例

eyecatch

ここ数年ずっと、はり絵画家の内田正泰さんの作品が使われたカレンダーを会社のデスクで使っています。日本の四季を描いた作品なのですが、色使いがすごく好きで、気がついたら、じーっと見入ってしまっていたり(汗)

それぞれの色彩はくっきり鮮やかで、対比的な使われ方がされており、いわゆる「和」っぽい感じはしないのに、全体として見るとしっとりまとまっていて、古き良き日本の世界観が見事に表現されているんですよね。

こちらは、カレンダー掲載の作品ではないのですが、Pinerestで見つけた同氏の「また来ようね」という作品。

「また来ようね」内田正泰
(私のPinterestにジャンプします)

どうしたらこんな色使いができるんだろう・・・と、ため息をつきつつ、「また来ようね」を眺めていて、ふと思いました。この空の黄と近景の山の青、遠景の山の紫は、もしかしてスプリットコンプリメンタリーを構成しているのではないか?

「スプリットコンプリメンタリー」とは、色相環を規則的に分割して色を選ぶ配色技法のひとつで、ある色とその補色(色相環で真向かいに当たる色)の両隣の色の計3色を使った配色。コントラストを効かせながら調和感もかもし出すことができるという便利な配色です。

0

しかし、「また来ようね」の画像をキャプチャしてInkscapeに取り込み、三色の位置関係を確認したところ、上の図のような二等辺三角形にはなってくれませんでした。私の色の目利きはまだまだのようだと落胆した次第。。orz

スポンサードリンク

ただ、その後、他の内田さん作品で、ほぼスプリットコンプリメンタリーに該当すると思われる配色を発見!

それは「水平線」という作品です。残念ながら、Pinterestでは見つからなかったので、同作品のポストカードの販売ページを記しておきます。

絵ハガキ 内田正泰 ピエゾグラフ版画 水平線

「水平線」を構成する主な色はこちらの三色。

これらの色をInkscapeのスポイトで吸い取り、ホイールで確認したところ、それぞれこうなりました。

1

2

3

重ねて位置関係を確認してみたところ、ちょっとズレてますが、上に示したモデル図に近い二等辺三角形になってます。

4

ということで、「水平線」の藍、黄、紫の三色は、スプリットコンプリメンタリーの関係にあることが分かりました。結局、「また来ようね」の色彩は分析できずじまいでしたが、これはおいおいということで。

ちなみに、スプリットコンプリメンタリーは、カラーコーディネーター検定1・2級、色彩検定2級では頻出。受験をお考えの方は、ぜひマスターしておいてくださいね。

今月の人気記事

コメントを残す

WP-SpamFree by Pole Position Marketing

サブコンテンツ

このページの先頭へ