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『佐藤さんはなぜいっぱいいるのか? 身近な疑問から解き明かす「商標」入門』(著・茅原 裕二)を読みました

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『佐藤さんはなぜいっぱいいるのか? 身近な疑問から解き明かす「商標」入門』(著・茅原 裕二)を読みました。今日はその感想を。

『佐藤さんはなぜいっぱいいるのか?』は、何か商標関連のいい本ないかなーということで、図書館のオンラインサービスを調べていたところ、見つかった本です。発行は2011年6月。アマゾンの同書の商品ページでは、このように紹介されています。

マネはOK? 類似はNG?
ラーメンにもコーヒーにもエッチ本にも運動靴にも、「商標」をめぐるドラマがある!

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●「本当にあったHな話」と「実際にあったエロ話がてんこ盛り!」の関係は?
●「スターバックスの緑」「アディダスの三本ライン」の秘密とは?
毎日ニュースで見かける「商標」の話を「佐藤さん」から解説します!

いや、これほど内容を伝えそこなっている内容紹介も珍しいのではないでしょうか。確かに「本当にあった~」のタイトルやロゴタイプを巡る商標権争いの話は登場しますが、本書の目玉はそこじゃないだろうと。エロに着目しすぎ。

あと、”毎日ニュースで見かける「商標」の話を「佐藤さん」から解説します!”の一文も、色々省略しすぎて意味不明ですし。この部分は、もうちょっと情報を足して、

「日本で最も多い苗字「佐藤さん」を例に、見つけてもらいやすい目印とはどのようなものかを考察し、それを入り口に、ニュースなどでおなじみの「商標」とは何かを解説してくれる本です」

とでもするのが適当かと。そして、以下のような特筆すべき点が紹介されていないのはあまりにも勿体ない。

  1. 著者の茅原さんは特許や商標のプロである弁理士
  2. スターバックスやアディダス、アップルなど、有名企業の商標にまつわる戦略や苦労話が、プロの視点で語られている
  3. 商標の考え方を応用して、自分に「目印」をつけ、恋愛、結婚、就職で選ばれる人になる秘訣を、その成功者である茅原さん(目印を活用して結婚できたとか)が伝授

特に3番目の項目なんて、もっと具体例を集めれば、独立させて新書が一冊書けてしまいそうな内容です。要は自己ブランディングという話ではあるのですが、「目印」という視点で語られると、とても新鮮でした。

肝心の商標そのものに関する話、例えばエクセシオールコーヒーvsスターバックスの事件から考察する両社の商標戦略の話などは、なかなかマニアックで初心者にはつらい部分もあったりしますが、その部分が分からなくても、十分に読む価値があるかと。

「佐藤さんはなぜいっぱいいるのか?」という疑問も、もちろん解消しますし、「ニコちゃんマークは色んなバリエーションで登録されている」「iPhoneは実はアップルの登録商標ではない」などのトリビアを仕入れることもできます。おすすめ。
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佐藤さんはなぜいっぱいいるのか? 身近な疑問から解き明かす「商標」入門

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