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大丸ミュージアム神戸の『奇想の浮世絵師による江戸案内 歌川国芳展』に行ってきました

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大丸神戸店の9F「大丸ミュージアム」で開催中の『奇想の浮世絵師による江戸案内 歌川国芳展』に行ってまいりました。

歌川国芳とは、江戸末期の浮世絵師で、ウィットに富んだ戯画や、力強い武者絵、当時の風俗を描いた人物画や風景画などで、粋な江戸っ子たちに人気を博しました。

複数の人が組み合わさって、ひとりの人を形作っている騙し絵のような浮世絵『みかけハこハゐが とんだいゝ人だ』をご存知の方は多いのではないでしょうか?あれは歌川国芳の作品です。

みかけハこハゐが とんだいゝ人だ(歌川国芳)

そして、本展覧会のポスターや大丸ミュージアムのWebサイトに使用されている、巨大な骸骨がぬっと覗き込んでいる絵。

相馬の古内裏(歌川国芳)

山東京伝による読本『忠義伝』に着想を得た作品で、源頼信の家老・大宅光国と、平将門の遺児で妖術使いの滝夜叉姫との対決の場面を描いたものなんだそうです。タイトルは『相馬の古内裏』といいます。

などと知ったふうに書いていますが、すべて現地と帰ってからWebで調べた知識なんですけどね(汗)実は大丸ミュージアムのWebサイトで展覧会の案内を見て

「骸骨かっこいい!見たい!」

という単純すぎる動機で急きょ見に行くことにしたので、何も知らずに鑑賞にのぞんでしまったという。

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おかげで、同行した亭主も私も、二人して勝手に猟奇的な作品がたくさん見られるものと思い込んでおり、その点では期待していたものが得られませんでしたので、勝手にがっかりしたりして、国芳さんほんとごめんなさいって感じです(汗)

とはいえ、擬人化された猫や化け物のユーモラスな絵の数々には、たっぷり楽しませてもらいました。

ちなみに、それらの作品には、天保の改革により奢侈禁止令(庶民のぜいたくを禁止するおふれ)が発せられ、役者絵や美人画を描いた錦絵(多色刷りの版画)の出版が禁止となったことに対する風刺が込められており、そのへんも国芳が江戸っ子に支持された理由のひとつだそうです。

あと、当時の風俗を描いた作品で、カラーコーディネーターのテキストでおなじみの「四十八茶百鼠」の世界をたっぷり堪能できたことは収穫でしたね。

「四十八茶百鼠」とは、やはり奢侈禁止令の産物です。奢侈禁止令で庶民が着用する着物の色が「茶色」「鼠色」「納戸色(藍色)」のみと限定されてしまったところ、人の違いを求めるお洒落な江戸っ子は、

「じゃ、許可されている色の範囲でバリエーションを増やせばいいじゃん?」

と何ともポジティブかつクリエイティブな発想をし、結果、それらの地味色の染料のバリエーションが拡大したんだそうです。

国芳の人物画からは、そういった江戸の粋を感じさせる地味色のコーディネーションをたっぷり学ぶことが出来ました。その成果は、今後『素材屋小秋』の作品などでご披露できればと思います!

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