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東急ハンズのウェディング事業は「ナシ婚」派を改宗させることができるのか

eyecatch

6~7月にかけて、「DIYウェディング」なるキャンペーンを実施していた東急ハンズ。ハンズ商品30万円分と、ハンズスタッフによる結婚式準備のサポート、15万円相当のウェディング動画をプレゼントするけど興味あるカップルいない?と募集をかけていた。

「DIYウェディング」キャンペーン開始時のツイート。

このキャンペーンの手ごたえがよかったのか、ハンズは10月末にウェディング事業に乗り出すらしい。

ベースとなる挙式プランを複数用意した上で、新郎新婦の要望に応じた「カスタマイズ」に対応する。結婚式をしない「なし婚」が増えているが潜在需要を掘り起こせるとみる。
(日経MJ 10月21日号 6面)

近年は、婚姻件数が減っている上に、その半数しか結婚式をしていないらしい。ちなみに2014年の婚姻件数は約64万件。

人口動態総覧の年次推移
人口動態総覧の年次推移
厚生労働省「平成 26 年(2014)人口動態統計の年間推計」より)

MJの取材を受けた東急ハンズの事業創造推進室の照井室長は、この傾向を「やりたい挙式プランがないからだ」とみている。そこで、カスタマイズの自由度が高い「手作りウェディング」サービスの提供というわけだ。

しかし、読んでて思ったんだけど、プランが気に入らないから結婚式を挙げないという人って、どれだけいるんだろうなあ。

ぐるなびウエディングHOWTOが公開している「ナシ婚」を選ぶカップルのホントの理由によると、結婚式をしたくない理由でダントツに多いのは、お金がかかる、または授かっちゃったからだ。

結婚式をしたくない理由は何ですか?

<男性の回答>

めんどくさいし恥ずかしいので。
大きな式や披露宴はお金がかかるし、来てくれる人も祝儀など負担をかけるから
準備が大変で気疲れするから。妻もほぼ同じ意見だったから。
経済的負担を軽くしたかった。
そのお金を旅行等に使いたかった。

<女性の回答>

形にとらわれるのはいやだったから。
派手にしたくないし、お金もかかるから。
お互い再婚だったので。
上司や同僚で誰を呼ぶか(呼ばないか)の線引きをするのがイヤだった
お金がかかるから。その分、家具や他の購入に持っていきたかったので。
結婚式等にあまり憧れがなく、面倒としか感じなかったから。自分が主役の会よりも、人の挙式や披露宴に参加する方が好きだから。
それまで結婚式にあこがれたりすることが全くなかったので。
色々、忙しく準備が大変・・・。

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「ナシ婚」を選ぶカップルのホントの理由 – ぐるなびウエディングHOWTOより引用)

この点をハンズのプランが解決してくれるのかとういと、MJの紙面で見る限りはそうではないような。ハンズが手掛けるのは企画のみで、挙式や披露宴はレストランや結婚式場と提携して行うので、普通にお金はかかる。想定されている価格は60人列席で300万円程度とか。

誰を呼ぶ呼ばないの問題はやっぱり解消されないし、どころか「めんどくさい」という問題に至っては、カスタマイズが細かくなる分ハードルが上がりそうだ。

ということで、ハンズのウェディングが「ナシ婚」派を転向させるのは、正直難しいんじゃないかという気がする。

ただ、「派手にしたくない」「恥ずかしい」「主役になりたくない」「来てくれる人に負担をかけたくない」という点をクリアすれば、「じゃあやってもいいかな…」となる人は結構いるかも。

これらの問題をクリアした結婚パーティーとはどんなものだろう。想像してみた。

  • 会場はインテリアや接客が良いちょっといいお店(交通至便)
  • 来たい人だけ来てもらう。遅刻、途中退席OK
  • ゲストには普通の服装で来てもらい、ご祝儀ももらわない
  • 会費も徴収しない。費用は自腹
  • 自分たちは礼を失しない程度の服装で、ホストとしてふるまう

こんな感じだろうか。このうち、庶民にとって最も難度が高いのは、1番目に挙げた項目の実現、すなわちベストなお店を開拓してスタッフと信頼関係を築くことである思われ、そこを何とかしてくれるサービスを提供すれば、受けるかもしれないと思った。でも、ウェディング業者が儲かんないよな、それじゃ。

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