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三世代同居しちゃって大丈夫?祖父母と同居のデメリットを経験者が語る

eyecatch

国交相 “3世代同居の住宅政策”急ぐという記事を読んだ。

安倍総理大臣は、『新しい3本の矢』とする政策のなかで、若い世代が子育てしやすい環境づくりを進め希望出生率を1.8まで回復させる目標を新たに掲げています。
石井国土交通大臣は、9日、就任にあたって行われた報道各社とのインタビューで、「安倍総理大臣からは、希望出生率1.8の実現を目指し大家族で支え合うことを支援するため祖父母・親・子どもの3世代が同居したり近くに住んだりすることを促進するような住宅政策を検討・実施するよう指示があった」と述べました。

うーん、国の支援があるからという理由で、同居しちゃっていいものか。と思うのは、私がかつて、孫の立場で三世代同居をしていたことがあるからだ。かれこれ20年ほど前の話で恐縮だが、何かの参考になるかもしれないので、書き留めておくことにする。

場所は四国の片田舎。父方の祖父母と叔父が住んでいた家に、両親と私、妹、弟が移り住み、計8人で同居を開始した。家屋はそう大きくない木造2階建てだったので、あらかじめ両親の居住スペースを増築。私を含む孫世代は、既存部分の余った部屋をそれぞれ1つずつ与えられた。水回りは、トイレを一つ追加したが、台所、風呂・洗面所は共用。

同居開始時、祖父母は70代で、まだ介護の必要はなかった。しかしいわゆる隠居暮らしで、近所づきあいや庭いじり、病院通いはしていたものの、料理洗濯掃除といった日常の家事の戦力にはならず。

また、私ら孫世代のうち、いちばん下の弟がすでに高校生で、育児の必要はなかったので、その点で祖父母に頼る必要はなかった。なので、母にしてみれば、同居前の社宅暮らし時代より家や庭が広くなり、面倒を見る人間が3人増えた分、負担が重くなっただけだっただろう。

ちなみに、何で同居したのかというと、父が長男で、いずれは家を継ぐことになっていたからだ(なぜそのタイミングだったのかは不明)。農業や商売をやっているわけでもないのに、「継ぐ」ってよく分からないが、先祖の祭祀とか、寺や神社との付き合いとか、町内会の運営とか、まあ色々あるようである。

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祖父母は、けして横暴ではなく母に気を使ってはいたが、距離感や衛生観念が違うことが、母にとってはしんどいようだった(叔父についても色々あるが、一般的な三世代同居には関係のない話だし、かなり重い話なので、また別の機会に書くことにする)。

祖父母の衛生観念については、私も思うところがあった。水を飲んだコップを洗わずにコップ置き場に戻すとか、入浴の際に体をあまり洗わないので、お湯が汚れるとか普段から何となくにおうとか。私は大学卒業後はまあ居候みたいなもんだったので、文句は言えなかったけど。水回りが別だったらよかったろうなあとは思う。

それから、玄関も居間も共通だったので、祖母を訪ねて、近所のラスボスみたいなおばはんがしょっ中やってくるのも、地味にきつかった。しかも玄関開けて、「おるでー(いますかー)?」と声をかけた瞬間にはすでに上がり込んでいるという。

祖母は、とにかくこのラスボスを恐れていたので、私に細かくお茶出しの指示をすることがあった。紅茶を出してほしい、角砂糖は二つだ、こんなお菓子じゃだめだとか。知らんがな、と今となっては思うが、私も当時はラスボスの機嫌を損ねては集落で村八分になると恐怖していたので、従っていた。洗脳こわい。

あと、ペットに対するスタンスは、衝突を生んだ。妹がもらってきた犬がいて、ペットフードしかやらないと決めていたのに、祖母が勝手に汁かけごはんとか、古いカステラとかやってしまう。妹は猛抗議していたが、ずっとそうやって犬を飼ってきた祖母は聞く耳持たず。

祖父に関しては、耳が遠かったので会話がしにくいとか、テレビの音量がでかいとか、母が作った食事に時折文句を言うとか、車で送迎するのは構わないけどマイペースすぎてこちらの都合おかまいなしとか、それぐらいだったが、よくよく考えてみると、「それぐらい」じゃないよな。

なんてな調子で7年を過ごした後、祖父母が要介護になる前に、私は結婚して家を出たのだが、何を言いたいかというと、介護や育児が絡まなくても、三世代同居はストレスフルになりうるという話。

同居を決める前に、価値観は同じか、違っているなら話し合ってルールを決められる関係かを見極めた方がいいんじゃないかと。で、そうでないと判断したら、少なくとも水回り・玄関共通の一軒家同居は避けるが吉かもしれない。我が家は話し合いの土壌がないのに完全同居しちゃったので、常にみんながモヤモヤしていたような。

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