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ル・コルビュジェについての英検問題から知る-世界で最も不運な建築家は?

eyecatch

今日の英語学習は、2015年度第1回英検1級筆記パート3(長文読解)の1問目。お題は“Le Corbusier”(ル・コルビュジェ)だ。

ル・コルビュジェは、昨年、国立西洋美術館を含む17の建物作品群が世界遺産に登録された建築家。

英検のパッセージには、17の作品のうち「マルセイユのユニテ・ダビタシオン」「チャンディーガルのキャピトル・コンプレックス」が登場する。

さて、読解にとりかかる前は、今日はちょっと楽かもしれないと思った。建築史は多少かじったことがあるし、コルビュジェについてはブログ記事まで書いているのだから。

しかし何が何が。分からない単語が今日もてんこもり。

pseudonym 作家名(ペンネーム)
vilify 中傷する
underpin 支える
inner-city 都心の
cramped 窮屈な
rodent-infested 鼠がはびこる
notably とりわけ
upward 向上
underprivileged 社会的に恵まれない
revolt 暴動
deter 阻止する
totalitarianism 全体主義
detractor 中傷者
sprawl 不規則に広がる
stroll 散策する
ill suited 不適当な
sterile 無味乾燥
repetitive 反復的な
permeat 浸透した
towering そびえ立つ
shoddyな構造 手抜き工事
doom 運命づける(悪い方へ)
it is worth nothing 注意する価値がある
parkland 緑地庭園
set in 組み込む
first-rate 最上の
resurgence 復興する

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しかも、語られているのはコルビュジェの輝かしい経歴ではなく、失敗作とされる事例。知らない話が多く、新鮮だったが難しかった。

コルビュジェの影響を受けたとされている、アメリカの集合住宅“Pruitt-Igoe”(プルーイット・アイゴー団地)に至っては、全く知らなかったしな。

設計は別の建築家で、しかも設計以外の諸事情で失敗した都市計画なのだが、それまでコルビュジェのせいみたいな論調があるようで、なんとも気の毒な話である。

ただ、学習を終えた後、プルーイット・アイゴー団地について調べてみたところ、コルビュジェ以上に気の毒なのは、同団地の設計を手がけた日系アメリカ人建築家のミノル・ヤマサキかもしれないと思った。

プルーイット・アイゴーの最後はなかなか悲惨なのだが(この辺の経緯は、2015年度第1回英検問題で)このヤマサキ氏、NYのワールド・トレード・センター(WTC)の設計を手掛けた人でもあり、あの9・11の倒壊についても、その手腕が問題視されたというのだ。

いやいや、飛行機が突っ込んでくることまで考えて設計する建築家なんていなかっただろうよ。ご本人は、1986年没で、知らずにすんだのは幸いかもしれない。

【2017.01.14追記】
WTCは飛行機が衝突することも想定して設計されていたそうだ。テロじゃなくて、悪天候等による事故を考えたらしい。

「ビルに航空機が衝突することも想定して設計した。
衝突面の3分の2の柱が壊されても,持ちこたえる構造だった」。
 
 航空機テロで崩壊した米ニューヨーク・世界貿易センター(WTC)のツインタワーの構造設計者であるレスリー・E・ロバートソン氏は,日経アーキテクチュア誌のインタビューにこたえ,このように語った。

設計当時に最大の航空機だったボーイング707型機が濃霧に見舞われて空路を外れ,衝突することを想定した。
 「707型機の衝突が何本の柱を壊すかを計算して設計した。707型機の衝突を吸収できるようになっていた」と言う。

9.11のイカサマ・・・WTC設計関係者に見せたい一枚の崩壊画像より

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