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「生まれ変わっても現在の配偶者と一緒になりたい」のは何%?2700人の40~60代に聞いた結果

eyecatch

独特の文体とリズムが不思議とハマる、日経MJのコラム「阪本節郎の『新大人』学」。3月25日付号のテーマは「定年後の夫婦すれ違い」だった。

「生まれ変わっても現在の配偶者と一緒になりたいか」という質問に対して、40~60代の男性の46.8%、つまり半数近くはいまの奥さんとまた一緒になりたい、とお答えになっています。しかしながら女性の27.9%は、できれば別の方とご一緒したい、と答えています。実に4人に1人強が1回一緒になって十分よくわかりました、次回は別の方とご一緒に、と考えているのです。

うーむ、異なる解答の数値を比べているので、分かりにくいな。奥さんの方は、何%が「生まれ変わっても現在の配偶者と一緒になりたい」と思っているのだろう。

紙面に掲載されていたグラフを見ると、「そう思う」「ややそう思う」を足して3割というところだろうか。

生まれ変わっても現在の配偶者・パートナーと一緒になりたいか

2016年3月25日付 日経MJ「阪本節郎の『新大人』学」より引用

しかし、このグラフでは、細かいところが分からないので、ベースとなる博報堂新大人研のレポートを探してみた。該当しそうなのはこちらである。2013年2月26日にリリースされたものだ。

REPORT 7「新しい大人世代の夫婦関係」

が、MJのコラムとは、数字が若干異なる。

現在婚姻中の男女に「生まれ変わっても今の相手とまた夫婦になりたいか」と尋ねた結果、男性では約半数の50.2%が「そう思う」と回答する一方で、女性の該当者は38.4%に留まり、男女間の夫婦生活への満足度の差が浮き彫りになりました。
(REPORT 7「新しい大人世代の夫婦関係」より引用)

阪本氏は、コラムに書いた46.8%という数字がいつのデータかについては、言及していない。3年経って、新たに同様の調査が行われたのだろうか?だとすると、この3年で男性の満足度が3ポイントほど下がっていることになる。これは興味深い。

いや、思えば「濡れ落ち葉」という言葉が流行った二十数年前から「熟年夫婦のすれ違い」「夫の片思い」みたいなことは言われてきたわけだが、そんな風潮を受けて、女性側に驕りはないだろうか?

確かに、コラム「阪本節郎の『新大人』学」には、以下のような定年後のエピソードが列挙されている。

夫が定年近くなって奥さんが喜んでくれると思い、「キミにも苦労をかけたネ。定年になったらキミを連れてヨーロッパに旅行に行こうと思うんだけど、どうだろう」と言うと、奥さんに「エッ? 私お友達と旅行に行く計画を立てているんだけど」と言われ、夫としては状況がよくつかめない、ということになるのです。

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子供が独立すると子供部屋が空くのでそれを機にリフォームを考えようかとなります。夫は妻に「書斎をつくりたいんだよネ」と言うと、奥さんから「そうなのよ、あなたはいつも自分のことばっかりなのよ」と言われてしまいます。

定年をしたその日に夫が家に帰って「今日で定年だよ」としみじみと話をしました。当然奥さんからは「お疲れさまでした。」という答えが返ってくるかと思いきや「わかりました。私も今日で定年ですから、明日からは料理も洗濯も掃除も全部自分でやってくださいネ。」と言われてしまったのです。

最後のはいかにもネタくさいが、夫側が、これらを先人の過ちと捉えかつ他山の石として、若い頃から奥さんとの信頼関係の構築につとめることには賛成だ。しかし、妻側がこれらを「あるある」エピソード認定し、

「どうせ定年後は私だけが頼りなんだし」
「いざとなったら退職金もらって熟年離婚だわー」

などと公言して夫を適当に扱っていると、手痛いしっぺ返しをくらいかねないと思うのだがどうだろう?昨今は、女手が家になければ、衣食住が成り立たなかった昔とは事情が違うわけでもあるし。

とりあえず、ここでの博報堂のゴールは、男性側の不安を煽って、クライアントのサービスを売ることのようなので、男性はあまり焦らなくてもいいし、女性は謙虚になった方がいいんじゃないかと思う。

新しい大人文化研究所は、「夫婦すれ違い」の解決にも取り組んでいます
■「沖縄 大人のふたり旅」
~夫婦旅行のモデルプランを提案し、夫婦関係の改善のきっかけを探ります
新しい大人文化研究所では、夫婦すれ違いの解決策として、「今後配偶者との間で多くとりたい時間」で男女ともに1位となった「夫婦旅行」の活性化に取組んでいます。
当研究所の調査によると、団塊世代定年後の行きたい旅先は、1位が「北海道」2位が「沖縄」となっています。そこで、年間を通して旅行できる沖縄を舞台に、50~60代を中心とした会員28万人のサイト「趣味人俱楽部」と共同で、財団法人「沖縄観光コンベンションビューロー」が推進する「沖縄 大人のふたり旅」の企画を行っています。

趣味人(しゅみーと)倶楽部「沖縄大人の二人旅」
http://smcb.jp/cam/okinawa/index.html

(REPORT 7「新しい大人世代の夫婦関係」より引用)

ちなみにだが、私が 「生まれ変わっても現在の配偶者と一緒になりたい」かどうかという質問を受けたら、「どう生まれ変わるか分からないので何とも言えない」と答えると思う。例えば、子を2人以上産むこと、そして自分が働かなくても子育てできる環境を望む女性に生まれ変わったとしたら、子供好きで安定した企業に勤める人と一緒になりたいと考えるだろうし。

質問を変えて、「今、戸籍やお金に関する権利や義務が全部リセットされるとして、あなたは現在の配偶者と一緒にいたいですか?」と聞かれたら「そう思う」と答えるだろうけどな。さて、他の既婚者のみんなはどう答えるだろう?

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