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50・60代女性の呼び方は難しい。「自然体大人女子」は一般的にはやはり「シニア」である件

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1月22日の日経MJ「シニアBiz」(9面)が、なかなか味わい深かった。まず、目を惹いたのは、紙面左上に掲載されていたコラム「阪本節郎の『新大人』学」内に光る「自然体大人女子」の文字。

博報堂の新大人研レポート№18をもとに書かれたようで、

新大人研レポート No.18 シニアから新大人へ、新型50・60代に。 その②
新大人は“新型50・60代”であり、それをリードするのは「自然体大人女子」

・「呼ばれて嬉しい言葉」は「センスがいい」が初めて「若々しい」を上回り、1位に。「若々しい」+α を求めている。

・「こうありたい自分」としては「自然体に」が上位に。男性に先駆けて、女性ががんばる若さからより自然な若さを求めている。

(博報堂新大人研レポート№18より引用)

とのこと。

ちなみに、博報堂の言う「新大人」とは、2016年夏から選挙権が与えられる18・19歳ではなく、従来「中高年」「シニア」などと呼ばれてきた40~60代である。

なんでも、同研究所が40~60代「自分がこうありたいと思う理想の大人像は?」という質問をしたところ、回答者の約7割が「あるがままの自然体な大人でありたい」と回答したとのことで。

そして、男女の内訳を見ると、女性は75.6%、男性は67.5%であることから、女性が「自然体に」という流れを牽引していると考え、「自然体大人女子」なる言葉をひねりだした模様。

ムリをして若づくりをしているという批判もいままで50・60代に対してされることがありましたが、がんばる若さからより自然体な若さを求め、50代以上でも自分たちを女子と呼んだり、女子会をする人たちのことを「自然体大人女子」と呼ぶことができそうです。(引用同上)

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自分たちを女子と呼ぶ段階で自然体じゃないだろ、と思うのだが、どうやら「自然体ですね」という評価が嬉しい人が一定数いるらしいので、50~60代女性にモノやサービスを売りたい人は、押さえておこう。

あと「シニア」って言葉はご法度であること、「若々しいですね」より「センスがいいですね」と言われたい人が増えていることも併せて。

しかし、『新大人』学が掲載されているのと同じ紙面の「『孫の笑顔』で集客」という記事を見ると、50代の女性はやはり「シニア」であるようだ。

同記事は、「商業施設各社が孫をターゲットにした販促でシニア層の取り組みを強化している」という内容なのだが、

三菱リテールマネジメントは、仙台市の商業施設で孫に焦点を当てたシニア取り組み策を進めている

東急モールズディベロップメントは、子供向けの季節イベントを開催し、3世代の集客を狙う。特に高齢化が進む郊外型の施設はシニアの心をくすぐる販促を打ち出し、集客をテコ入れする

「泉パークタウンタピオ」(仙台市)は、孫世代にぴったりのプレゼントを薦めるサービスを始めた。孫へのプレゼントに悩むシニアの相談に乗る専門の販売員を育成する資格制度「MAAGO(マーゴ)マイスターを創設。孫世代の流行やニーズを熟知した上で、シニア世代が満足する接客や販促を展開する

などと「シニア」を連呼した上で、

タピオが2014年度に、来館者の年代別の平均消費金額を調査したところ、1年間で消費金額が最も多かったのは50代以上の女性で6,833円だった。「消費金額が高い上に、孫への支出は惜しまない傾向がある」(マネジメントオフィス担当者)とみる。

と50代女性をターゲットとしていることを匂わせている。まあ、顧客に対して直接シニア呼ばわりはしないと思うけど、裏でも何かうまい表現を考えないと、どっかでポロッと出ちゃうんじゃないか、とちょっと心配になった。

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