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昭和産業「おいしく焼ける魔法のお好み焼き粉」にメシマズ解決の糸口を見た

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昭和産業が昨年2014年の9月に発売した「おいしく焼ける魔法のお好み焼き粉」が好調らしい。日経MJ 12月9日号によると、当初予定を6~7割上回る売れ行きで、市場でのシェアも10%から13~14%にまで伸びたとのこと。

その理由は、ふっくらした仕上がりか、出汁へのこだわりか?いや、同社が味を追求して研究開発を続けてきたのは確かだが、驚くことにそれが決め手ではなかったらしい。

以前から、ネット上の消費者アンケートで「家で作るお好み焼きはおいしくない」という声を聞いていた同社は、消費者が調理しているところを観察して、無意識の不満をあぶり出すことにしたそうだ。

家で作るお好み焼きが美味しくなかった原因は?

社員に家庭を訪問させて、普段通りにお好み焼きを作ってもらった。すると粉の計る量が適当だったり、パッケージの記載レシピを見ただけでは上手に作れていなかったりしていた。
(日経MJ 12月9日号 「人気商品 ここが突破口」より引用)

なんと、家で作るお好み焼きがまずい原因は消費者の適当さや調理スキルの無さだったのだ。

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そこで、同社は粉を小分けして、計らなくてもすむように。そして、パッケージ裏のレシピを充実させた。従来の商品のレシピは、文字だけだったところ、イラストを用い、分量と調理時間の他、キャベツを刻む大きさ、生地を混ぜる回数や伸ばす直径まで明記したのだ。

すると、「こんなにおいしく作れるとは思わなかった」という声が上がるようになり、売れ行きが伸びたという話なんだが、何と言うか、ここにメシマズ問題解決の糸口を見た気がした。

いや、私も実家にいる時分、お好み焼き粉はさすがに計ってたけど、カレーやシチューや袋麺のパッケージに書かれた作り方は、見たことなかったんだよなー。というかレシピが書かれていることを認識してなかった気がする。

母が目分量でやってたので、それに倣ってたんだけど、カレーやシチューはだいたい薄くて「2日目からが美味しいんだよね☆」って感じだったし、袋麺は、煮込みラーメンみたいになるのが常だった。でも、家で作るカレーやラーメンなんてそんなものだと思っていた。

しかし、結婚して、亭主が作るカレーやラーメンがあまりにも美味しいので、同じ市販の商品を使ってるのに何で?と聞いたら、パッケージに書いてある分量や時間を守ってるだけだと。

そこで、私もちゃんとパッケージ裏を見て、水や材料の分量や時間を意識するようにした。パッケージの説明では分からないところは、自分より調理経験が豊富な亭主に聞いた。そしたら、毎回ぶれずにおいしいものができるようになった。メシマズからの脱出である。

レシピを見せるというソリューション

で、思うに昭和産業の「おいしく焼ける魔法のお好み焼き粉」における試みは、亭主が私にパッケージ裏のレシピの存在を示し、補足したのと同じような効果があるのではないかと。

すべての市販のルウや、○○の素、袋麺が、詳細で分かりやすい作り方を、嫌でも目につく態様でパッケージに印刷すれば、少なからぬ数のメシマズが解決するのではないだろうか。何なら裏じゃなくて表に表示してもいいぐらいかもしれない。

家族に指摘されるとブチ切れるメシマズさんも、メーカーから「これしかない」という形で提示されれば、素直に従う確率が高い。ということで、家庭の食卓の平和のため、食品メーカーの皆さんには、パッケージ上のレシピの充実をお願いしたいと思う次第である。

あ、でもよくよく考えてみると、真正のメシマズの人は、市販のルウや、○○の素を使わない傾向があるんだっけ。もろもろ配合済みのお好み焼き粉だって使わないんだろう。その場合は…うーん、どうしたらいいんだろうな。

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