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“lining his own pockets”の意味—政治団体Tammanyは善か悪か

eyecatch

今日は久々に英検過去問を素材にした勉強を。お題は、1級過去問2015年度第1回リーディングPart4。あの、雑誌みたいな体裁の長文だ。テーマは“The Tammany Legacy”。19世紀半ばのアメリカ、ニューヨーク市の政治の話。

英検問題The Tammany Legacyはこんな話

19世紀半ば、NYでは、民主党の政治団体Tammany Hallとそのリーダー“Boss”Tweedが政権を牛耳り、パトロン企業に水増しの公共事業を回したり、見返りにキックバックを得たりやりたい放題だったと。

Tweed controlled New York politics at every level while simultaneously lining his own pockets.

line one’s own pocketは、「私腹を肥やす」という意味

ツイードと言う人は、私腹を肥やしつつ、ニューヨークの政治をあらゆるレベルでコントロールしていたそうだ。

最終的に、彼は収監されたのだが、一説によると、今日の金額で10億ドルぐらいがニューヨーク市からTammanyに流れたという。

何でそんな状態が維持できたかというと、移民の票を獲得したから。19世紀半ば、市には移民が大量に流入し、貧困にあえいでいた。

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Tammanyは、そんな移民たちに「民主党に投票するだけで、帰化を助けてあげるし、食料や住まい、仕事もあげる」と。そして、実行に移したので、多数の票を得ることができたという話らしい。

実際、その後やってきた移民たちはより自立していたので、Tammanyの勢力は衰えたという。

しかし、再び党にとってのチャンスが訪れた。多数の移民が働いていたTriangle Shirtwaistの縫製工場の大火だ。

このときTammanyは新しい労働法を作り、社会保障を充実させ、市の仕事を提供することで、再び移民層の支持を得ることに成功したという。

んー、人の弱みにつけこんだ形ではあるが、まあ双方幸せになったからいいのか?

いや、従来からのNY市民はうんざりしただろうな。市のお金は使い込まれるし、仕事を得るのも難しくなっただろうし。おそらく“The Tammany Legacy”は、生粋のアメリカ人にとっては、負の遺産だったりするのかも。

今日覚えた英単語・英熟語

come to power 政権を握る
handpicked 厳選された、直接任命された
inflated 水増しされた
misappropriated 流用された
jeopardize 危うくする
ward heeler 下っ端政治家
operative 工作員
naturalization 帰化
wane 衰える
inferno 猛火
opportunism 日和見主義
tarnish 汚れる

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