○○の時どうするの?着こなし簡単なオールインワン服のデメリット
化粧品やファッションなどで「オールインワン」が女性に人気とのことで、8月7日付の日経MJの16面「トレンド」はその特集。1つの商品に複数の機能が詰まった手軽さで女性の支持を集めているのではと分析しています。
まず、化粧品のオールインワンとは、洗顔後に使用する基礎化粧品(化粧水、乳液、クリームなど)の役割を1アイテムで果たすもの。ジェル(ゲル)状の製品が多く、「オールインワンジェル(ゲル)」とも呼ばれます。
例えば、ちふれの「うるおいジェル」。一品で化粧水、美容液、乳液、クリーム、パック、化粧下地という六つの役割を担って800円。2015年6月までに450万個を出荷したとか。
昨年発売されたビオレの「うるおいジェリー」も好調とのこと。
一方、ファッションのオールインワンは、トップスとパンツが一体化した、つなぎ型の洋服。
つなぎ型の服といえば、数年前から若い女性に人気のサロペットやロンパースがありますが、最近、大人の女性向けのシックな上下一体型のアイテムが人気。それを「オールインワン」と呼ぶことが多いようです。
「オールインワン 服」の画像検索結果(2015年8月8日現在)
コーディネートいらずで楽なのにお洒落に見える、体型をカバーしてくれる、非日常感があるのに機能的、などの理由で支持されている模様。
ただ、このオールインワンというタイプの服、実はある観点からすると、手軽でも機能的でもないんですよね。
ある観点、それはトイレ。オールインワンは、ボトムの部分がパンツで、上下一体なので、トップスにあたる部分の布もひっくるめて足元に下さなければならず、トイレの際に強烈に不便なのです。
そこで、オールインワンの愛用者の皆さんは「オールインワン トイレの時」などの語句で検索して、同志のトイレ事情を探っている模様。
トイレに行きづらいオールインワン。気をつけたい4つのポイント。
対策としては、
・比較的床に服がつきにくい洋式トイレを選ぶ
・トイレの個室で全部脱いで(!)フックにひっかける
・そもそもトイレに入らない(←これは…)
などが考えられるようですが、いや大変ですね。トイレを選べない長距離の車移動の際や、アウトドアでは避けた方がよさそうです。
ただ、思うのですが、オールインワンの着こなし例をいくつか見たところ、ウェスト部分に切替があったり、ベルトでマークしたり、上下の色が違っていたりで、言われなければ、上下一体に見えないタイプも多いんですよね。
なのに、なぜつながっていることにこだわるのか。私は女ですが、女性のファッションに対するこだわりはつくづくわからん、と思った次第です。