「最大で4.3倍」って英語で何て言う?
今朝、ニュースをチェックしていたら、市場の土壌がうんぬん、という見出しが目にとまり、何を今さらと思ったら、豊洲じゃなくて築地のことだった。築地市場でも、基準値を超える有害物質が検出されたという話。
こちらのニュース。
14日に敷地の1カ所で地中のガス成分にベンゼンがあることが判明。25日公表分では、調査した111カ所のうち計30カ所の土壌から法令の規制値を上回る六価クロム、ヒ素、水銀、フッ素、鉛を確認した。鉛は最大で規制基準の4.3倍、ヒ素が2.8倍だ。
上記の英訳ではないが、ほぼ同じ内容が英語で書かれている記事がこちら。うち、「最大で規制基準の4.3倍」のところに着目してみたい。「最大で何倍の」って英語で何て言う?
Five types of substances — hexavalent chromium, arsenic, mercury, lead, and fluorine — at up to 4.3 times safety standards were found, according to the Tokyo government.
Toxic substances detected in Tsukiji fish market soil samples
5種類の物質が
六価クロム ヒ素 水銀 鉛 そしてフッ素だが
最大で安全基準の4.3倍の 見つかった
東京都によると
“up to”は「最大で」 、“4.3 times ~”「~の4.3倍」という意味。
“up to”は、上限を示すときに使われる。たとえば、『All In One』にはこんな例文が収録されている。
our cargo vessel transports up to five tons of their freight for each trip, free of charge
出航するたびに彼らの荷物を最大5トンまで無料で運ぶ
(ALL IN ONE例文54より抜粋して引用)
あと、この機会に有害物質の名前も覚えておくと、英検的に役に立つ気がする。今回、築地の土壌から検出されたという物質をまとめてみた。
hexavalent chromium 六価クロム
arsenic ヒ素
mercury 水銀
lead 鉛
fluorine フッ素
他に、この記事で学べる英熟語にはこのようなものがある。
mounting cost 増大する費用
gas residue 残留物
なんでも、この土壌汚染問題について築地に適切な対策を施してリニューアルする場合、豊洲の土壌を改良して移転する場合より費用がかさむらしい。どうなるんでしょうね、今後。