“That’s not going to happen” の意味とは?
ナレーター氏のおじいちゃん演技が本気すぎて、思わず最後のNo.10を先に取り上げてしまったが(「年寄り」を英語で何と言う?ナレーターの迫真の演技が爆笑の英検1級リスニング問題)、英検1級2014年度第3回のリスニングPart1からは、そのひとつ前のNo.9も紹介しておかなければならない。
男女2人の営業さんが、成績不振に嘆きつつ、今後の会社の方針について話し合っているというビジネスの話題なのだが、知らない単語・熟語が目白押しだ。
commission 手数料、歩合
take a dive 急落する
same here 「こっちも同じ」
undercut より安く売る
fall flat 完全に失敗する
budge 態度を変える
in the pipeline 準備中で
hold off on 控える
game changer 形勢を一変させるもの
耳慣れない英語表現としては、
That’s not going to happen yet.
(引用同上)
というものがあった。現行の製品を大々的に安売りすればどうか?という男性の提案に対しての女性の反応。
こういうのは、お決まりのフレーズなんだよな多分、ということで、“That’s not going to happen”をそのまんま検索してみたら、やはりそうだった。海外ドラマなどでよく使われる模様。
「ウォーキング・デッド」の一場面を例に、解説をしてくれているページがあったので、引用させていただく。
=That is not going to happen.
直訳すると、(それは起こらない)
意訳すると、(そうはいかん)、(それはない)、…などよく使われる、言い回しです。
That’s not gonna happen.
で覚えておくと、いいかと思います。
そうか、リックはそう言ってたのか。
ちなみに、シーズン2の話だったと思う。当時は、なにこの不穏な展開と思ったものだが、最近のシーズンに比べたら、まだまだこの頃は牧歌的だったなあ。
それはさておき、英検1級2014年度第3回のリスニングPart1の女性の“That’s not going to happen yet.”は、「まだそういうわけにはいかないでしょう」とでも訳すことができそうだ。
しかしこの会話、現行モデルの大安売りのかわりに、彼らが支持している案というのが微妙。
今後リリースされる最新モデルの大量予約に割引を適用というものなのだが、それって問題の先送りではないのだろうか。来年また、同じようなことを言う羽目になってしまうのではないかと、心配になる。