色彩検定出題のJIS慣用色名とそれに対応するPCCSを教えてくれるサイト見つけました
※追記1 2015年10月31日、大幅に加筆訂正しました
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色彩検定の難関のひとつ、それはJIS慣用色名の暗記。
私は2級受験の際、公式テキストを見るだけでは覚えられなかったので、このブログとは別に慣用色名をテーマにしたブログを作って、近似した色を含む画像を集めたりしていた。
ただ、Webの色と印刷物の色って違うんだよな…テキスト以外のJIS慣用色の媒体がほしい。できれば携帯性のあるやつで。というところで思い出したのが、テキスト購入時にいっしょに買った「新配色カード199a」。
PCCSに基づいたカラーカードで、各カードの裏には、PCCSの色相とトーンが分かる記号が記され、各トーンに対応するマンセル値の表がおまけとして付いている。
そして、JIS慣用色名のマンセル値は、テキストに載っている。すなわち、JIS慣用色名→マンセル値→新配色カード199a(PCCS)という変換が可能で、JIS慣用色に近い色がリアルな印刷物として見られるわけだ。小さいから携帯性あるし、これ最高。
ただ、問題は、新配色カード199aのマンセル表はとても小さい。カラーカードと同じサイズで、何枚にも分割されているので非常に見にくく、その中から61色ものJIS慣用色の近似マンセル値を探し出すのは嫌だなあと。
さて、どうしたもんかと途方に暮れながらWebをさまよっていたところ、色彩検定2・3級の慣用色名のPCCS値が全て網羅されたサイトを発見。しかも対応する系統色名まで付されているという。
こちらがそのサイト「独学でも合格したい!色彩検定資格取得への道|COLOR-SL~study&learn」さんの「慣用色名の暗記|和色名(2級)」のページ。
慣用色名の横の四角のボックスには、デフォルトでは(A1)(A2)と書かれているのみだが、「All Input」というボタンをクリックすると、系統色名とPCCS記号が表示されて、対応表に早変わりする。
こちらを参照の上、対応する配色カードの裏に、慣用色名を書き込めば、暗記ツールの出来上がり。いや、これはありがたい。自分でちまちまと調べたりしないで、本当によかった。
ところで、上記のサイトは、それ自体暗記ツールとして使える(というか本来暗記のためのツール)。「All Clear」をクリックすると、系統色名とPCCS記号が消えて、ボックスが空白に。
ボックスをクリックすると、ひとつずつ表示/非表示を切り替えることができる。まずは何も見ないで系統色名やPCCS記号を言ってみて、ポチッとやって答えを確認することができるわけだ。
ということで、現在のところ、このサイトと、このサイトで得られたPCCS記号の情報をもとに加工した新配色カード199aを使っての勉強法が、慣用色の覚え方として最強ではないかと。色彩検定2・3級の受験をお考えの皆さんは、ぜひお試しを。
なお、この記事を最初に書いたときには知らなかったのだが、この戦略は色彩検定1級にも有効だった。1級では新配色カード199a(マンセル値なし)が配られ、慣用色名と近似のPCCSが問われるのだ。なので、1級受験を視野に入れている方には、なおさらこの手法を強くお薦めしたい。
※追記2 その後、下記サイト様を参考に、マンセル値を比較したり、目でテキストの色見本とカードの色を確認したりして、自分でもPCCSとJIS慣用色名の対応表を作ってみました。マンセル値、系統色名も掲載してますので、ご活用ください。
【色彩検定3級編】1級合格者監修!慣用色名と近似PCCS(カラーカード)の変換表あげとく
【色彩検定2級編】1級合格者監修!慣用色名と近似PCCS(カラーカード)の変換表あげとく