カラーコーディネーターと色彩検定の違いは?
2015.04.30追記:この記事は、2013年2月に色彩検定2級受験を決意した際に書いたものです。
その年の6月に2級を受けて合格、12月には1級にも合格を果たしたのですが、その後に書いた「カラーコーディネーター検定と色彩検定の違いを徹底比較(3級編)」という記事が、色彩検定とカラーコーディネーター検定の違いを知りたい方にとって、よりお役立ちだと思いますので、お急ぎの方はそちらをご覧いただければと思います。
カラーコーディネーター検定と色彩検定の違いを徹底比較(3級編)
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1月4日の「カラーコーディネーター検定2級合格者の私が、2013年6月の再受験を決意したこれだけの理由」という記事(現在は非公開)で、カラコ2級の再受験を高らかに宣言してから半月も経たないのに何ですが、あのお話は撤回ということになりました。
改訂前2級テキスト受験組である私が、改訂後テキスト(第3版)をマスターするには、実際に受験してみるぐらいの強制力がなければ無理だろうというのが、事の発端でした。そして、そのまま勢い込んで「よっしゃー!」とばかりに問題集を入手。
しかしその後、亭主より思いがけぬ問題提起が。
- 全面改訂とはいえ、かぶっている内容も多いことだし…
- 合格したところで何か新たな肩書が増えるわけじゃなし…
- それでいて、やるとなればそれなりに時間と労力がかかることはこれ必定…
- それにそもそも受験料なんぼなん?
「これら費用対効果のバランスを考えたら、ほかにもっとやるべきことがあるんじゃないの?もっかいよう考えてみ」
うむ、そう言われると返す言葉がないのも事実です。そんな状況下、亭主から出てきたのが、「どうしても勉強したいというのなら、新たに色彩検定の方に挑戦してみてはどうか」との、これまた思いがけない一言でした。
おそらく、カラーの資格を取ろうと考えた人がまず検討するのが、東商のカラーコーディネーター検定試験と色彩検定のどちらかの受験でしょう。
でもって、私の場合はカラーコーディネーターの方に進んだわけですが、それはひとえに、カラーコーディネーターなら、職業の一般名詞として通用しそうだったから(ついでに言うと、テキストがアカデミックな雰囲気でカッコよかったというのもあります)。
しかし、近年は色彩検定の方がはるかに受験者数が多いこと(例えば2011年の3級受験者数を比較しますとカラコが12,189人に対し、色彩検定が33,796人と約3倍)や、配色カードを用いたりなど、より配色実務に近そうなイメージがあることで、正直言って、色彩検定を経ていないことにちょっとしたコンプレックスが芽生えていたんですよね。
というわけで、前言撤回。今年の6月は、色彩検定2級を受検することになりました!
そうと決まればあとは行動あるのみ。さっそく昨日、しばらく本屋に行っていないとぐずる亭主をこれ幸いと西宮のジュンク堂に派遣し、色彩検定2級のテキストを入手する運びとなりました。
おお!テキストのボリュームがカラコの半分!
さらに、パラパラとではありますが、実際に内容を見てみたところ、カラーコーディネーターのテキストに比して記述も易しく、画像も豊富。カラコ2級を再受験することを考えると、6月の試験日までの精神状態はかなり安定したものになりそうな予感です。
ただ、そうは行っても、そこはやはり文部科学省後援の名のある試験。色彩検定の公式サイトで過去問を見たところ、家の外壁の写真を見てマンセル値を答える問題があったり、JIS慣用色名を憶えなければいけなかったりとうことで、それなりに襟元正して臨まねばならないものであることに間違いはなさそうです。
このように、カラーコーディネーター検定とは、また別の実力が必要とされそうな色彩検定。早いとこ、過去問集を購入して、謙虚に対策を立てたいと思います。
新たに挑戦する色彩検定の勉強を通じて、カラーコーディネーターと色彩検定の違いについても、より具体的にお話することができるように思いますので、「どっちを受ければいいの?」とお悩みの方にはご期待いただければと思います。