イースターの色は何色?限定のお菓子とディズニー・イースターから考えてみた
本日、2015年4月12日はイースター(復活祭)です。従来、多くの日本人にはなじみがなかったキリスト教のお祭りですが、2014年に、東京ディズニーランドで「ディズニー・イースター」が開催されるようになった影響か、急速に浸透してきているような。
今年は、イースターの象徴である玉子をモチーフにしたり、うさぎ(イースターバニー)をパッケージに描いたりしたお菓子を、スーパーなどでよく見かけます。
昨日、コープに行ったら、イースターの特集コーナーがあり、そこで見つけたのがこちら。森永チョコボールのイースターバージョン「キョロちゃんのたまご」です。パッケージには、カラフルなイースターエッグに入ったキョロちゃんのイラスト。
チョコボールの色はピンク、イエロー、グリーンの三色である模様。三色ともカスタード味だそうです。
開けてみたところ、最初、ピンクしか出てこなくて焦りましたが、ちゃんと三色入ってました。照明の加減で、ちょっとくすんで見えますが、春らしいパステルカラーです。チョコの中にはビスケット。サクサクと軽い食感で、あっという間になくなりました。まあ、1箱101キロカロリーなので、よしとしましょう。
ところで、「キョロちゃんのたまご」のパッケージに使われていたような明るいピンクやグリーン、イエローは、他のイースター限定の商品にも多く用いられていました。これらの色が、伝統的なイースターの色彩というわけではなさそうですが、春の草花や若々しさをイメージさせる色であり、「復活」というテーマにもふさわしいということで採用されたんではないかと推測しています。
欧米の子供たちが、イースターの行事「エッグハント」の際にパステルカラーのドレスを着るという話もありますしね。
あと、ディズニーイースターのポスターなどのビジュアルも影響しているかもしれません。もっとも、ディズニーの場合は、より鮮やかな色や、紫や青の色相がふんだんに使われていて、バラエティ豊かで比較的大人っぽい配色となっています。
さて、イースターはこのまま、本来の趣旨や由来とは離れて、クリスマスやハロウィン同様、年中行事として日本に根付くのでしょうか。私は、このまま定着するんじゃないかと思います。理由は三つ。
- イースターの日付は年によって変動するものの、基本的に子供向け行事のない4月に訪れる
- イースターの象徴であるたまごやウサギは、キャラクター化しやすい
- エッグハントや仮装という分かりやすい参加型のイベントがある
ということで、4月の子供向け商品開発や、子供会のイベントのネタに困っていた人たちに、イースターと言う行事は、かなり魅力的なのではないかと思うんですよね。さて、来年の商戦はどうなりますか。2016年のイースターは、3月27日と5月1日だそうです。