ローリーエッグマスターとその類似品から考える商品における色の役割
卵を流し込むと、自動で玉子焼きを作ってくれるアメリカ生まれの電動卵焼き器「ローリーエッグマスター」なる商品を最近知りました。そんな便利グッズがあったんですねえ。
ローリーの公式動画はこちら。筒形の「クッキングチャンバー」に卵を注ぎ込むと、数分で調理が完了し、自動でせりあがってきます。これは楽しい(・w・)/
玉子だけではなく、他の食材も調理できるようで、上記動画ではベーコンエッグやスティックピザ、パンケーキなどさまざまなレシピが紹介されています。
本国アメリカでは100万個売れたというヒット商品で、日本では2年前に販売開始。日本代理店のシナジー・トレーディングによると、これまでに5万個売れたとか。
日本向けには、「ローリーエッグマスター」を二個並べた「ダブルチャンバー」も開発。
ただこのエッグマスター、とても楽しそうなのですが、動画や画像で調理過程を見ていると、全く食欲がわかないんですよね。理由のひとつは、製品の白×黒というカラーかと。
1970年生まれの日本人の私は、筒形の形状とロゴの感じも相まって、資生堂の男性用整髪料MG5を思い出してしまうのです。
もっと卵をイメージさせる優しい色とか、キッチンツール然とした色があるんじゃないかと思うのですが、アメリカで100万個、日本でも5万個売れたということで、この色で問題ないようですね。
類似品も白と黒のカラーリングです。
うーん、同じような機能のものを作るなら、本家ローリーとは全く異なる色やデザインにした方がよかったんじゃないかと思うのですが…少なくとも日本においては、カラーはルクルーゼとかルクエとかから拝借して、という具合にした方が受けはいいような気がします。
が、この筒形の電動玉子焼き器というジャンルにおいては、本家に似ているということが、消費者にとっても価値だったりするのかも?なんだか商品における色の役割というものをしみじみと考えさせられてしまった次第です。