オートカラーアウォード2015グランプリもやっぱりハスラー!オレンジ、ブルー、ピンクのビビッドカラーが楽しい
一般社団法人日本流行色協会(JAFCA) が主催する「オートカラーアウォード」2015グランプリが12月12日に決定しました。 車種は、今年の日経MJ2014年ヒット商品番付で西の小結にもなったスズキのハスラー。
スズキのホームページを見てみましたら、カーオブザイヤー2015なども受賞しているとのこと。今、最も旬な車というわけですね。
今回、オートカラーアウォードでグランプリを獲得したハスラーのカラーは、三種類。最も注目されるエクステリア(外装)の色は「パッションオレンジ(ソリッド)」「サマーブルーメタリック」「キャンディピンクメタリック」のビビッドカラーで、いずれもルーフの色が白という、ツートーンのメリハリのある配色です。
担当デザイナーの江口奈津美さんによると、コンセプトは、「ワクワク、ドキドキさせるアクティブカラー!」とのこと。
「遊べる軽」の名にふさわしいワクワクする色は一瞬にして心を奪い、美しい発色をもった植物由来原料の新素材は環境にも優しく、ドキドキして思わず触れたくなる質感は、こだわり派のお客様にもご満足いただいています。
引用元はこちら↓
「植物由来原料の新素材」が激しく気になったので、調べてみたところ、このような記事がヒットしました。内装パネルの素材の話である模様。
【スズキ ハスラー 発表】三菱化学のバイオエンプラが内装樹脂カラーパネルに採用
三菱化学は、同社のバイオエンプラ「DURABIO(デュラビオ)」がスズキの新型軽乗用車『ハスラー』の内装樹脂カラーパネルに採用されたと発表した。
DURABIOは、再生可能な植物由来のイソソルバイドを原料としたバイオエンプラで、耐衝撃性・耐熱性・耐候性などで、従来の一般的なエンプラを上回る性能を持つ。
エンプラとは、「エンジニアリングプラスチック」の略。特に強度に優れ、耐熱性のような特定の機能を強化してあるプラスチックを指す用語ですが、「デュラビオ」は、そのエンプラの中でも優れた性能を持つものであるようです。
上記記事によると、デュラビオは、顔料を配合して成型するだけで、発色がよく、つややかな光沢のある表面を作ることができるとのこと。
すなわち、成型後の塗装工程が不要なので、塗料からのVOC(揮発性有機化合物)排出が無く、環境への負荷が低いのだそうです。
オートカラーアワードでは、インテリア(内装)のカラーも評価の対象となりますので、パネルにそのような新素材が用いられていることも、受賞の決め手のひとつになったかもしれませんね。
ところで、オートカラーアワードって、去年まで部門がいくつかあったような気がするのですが、今年のJAFCAの「グランプリ決定」のページには、ハスラーしか載っていません。
あれっ?と思ったら、こんな記述がありました。
授賞する賞については「今年一番注目したいカラーデザイン」を選ぶこととし、「グランプリ」のみといたしました。
なるほど。この方が分かりやすくて、ニュースバリューもあっていいですね。また、今年から、対象が自動車のみではなく、
「自動車」が人を乗せて車道を移動するものとして、その形を変えていく可能性を考慮し、賞の対象を「車両」と広くとらえることになりました
となったようです。実際、今年はバイクもノミネートされていました。
さて、来年はどんなカラーのどんな乗り物が登場し、グランプリに輝くのでしょうか。新しいカラーの車やバイクが発売されたらチェックして、予想を立ててみるというのも楽しそうです。