ローソンからあげクン<明太チーズ味>実食レポート
10月7日新発売のローソンからあげクン<明太チーズ味>を食べてみたので、今日は味の感想とパッケージのレビューを書きます。
こちらが、からあげクン匠シリーズの<明太チーズ味>。
今回の匠は、「福岡県明太工場」の工場長 松本吉弘さんだそうです。
ただ、ローソン公式サイトには「博多明太子を使った」以上の情報はありません。仕方がないので、「福岡県明太工場」で検索してみましたが、明太子の老舗「ふくや」などがヒットするのみ。そのものズバリの施設は見つからず、松本さんにもたどり着けませんでした。謎です。
食べてみた感想は、想像していたより明太子感がないな…というもの。
パッケージによると、「たらこ本来の風味を生かすため、塩分を低くした明太子を使用しています」とのことなので、もしかして、私の舌が鈍いのかもしれませんが(そういえば、先日のからあげクン<濃厚マヨネーズ>も濃厚な気がしなかったしな…)。ピリッとして美味しいことは美味しいと思いました。
さて、恒例のパッケージ分析に移りましょう。からあげクン<明太チーズ味>のパッケージは、かなりカラフルです。主な色はビビッドな黄、赤、青、緑。
これ、どこかで見た色の組み合わせだと思ったら、「へリングの心理四原色」に近い色なのでした。
へリングの心理四原色というのは、ドイツの生理学者へリングが提唱した、人間の知覚する色のうち混じり気のない4色のことです。彼は、黄、赤、青、緑がそれにあたるとしました。
ドイツの生理学者へリングさん
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ここで言う「混じり気のない」とは、その中に他の色の存在を感じられないという意味。例えば、オレンジの中には黄と赤、紫の中には赤と青の存在を感じます。しかし、黄には黄、赤には赤しか感じることができません。
青と緑も同様で、これらの総称が心理四原色。いや、まさかからあげクンの話から、色彩検定でもカラーコーディネーター検定でも必須のへリング先生の話に至るとは(汗)
パッケージに話を戻しますと、へリングの説では黄と青、赤と緑は補色にあたりますので、<明太チーズ味>のパッケージは、二組の補色の組み合わせということになり、カラフルながらバランスのとれた配色と言えそうです。
ただ、惜しむらくは、キャラが頭に乗っけている明太子が、背後の緑と相まってイチゴに見えてしまうこと。
色のバランスは少々犠牲にしても、もう少しオレンジ寄りのやわらかい赤にした方が、美味しそうに見えたんではないかなーというのが、私の実感です。いや、色ってつくづく難しいですね。