『ピンクの秘密』(著・野村順一/写真・中村充)を読みました
『ピンクの秘密』(著・野村順一/写真・中村充)を読んだので、今日はその感想を。
「ピンクの秘密」。取りようによっては、何やら淫靡な響きのあるタイトルですが、本書は、ピンクという色彩を解説する本。東洋大学教授で、日本における商品色彩学の草分け的存在である野村順一博士の著書です。
というと、今度は何やら難しい本なのかと思われるかもしれませんが、そんなことはありません。目次を見ると、
ピンクでマイナス10歳に挑戦!「ピンク色彩呼吸法」
男性に好まれるピンク8
女性はピンクを着なくちゃソン!
などなど女性雑誌の特集かと見紛うような見出しが。中の文章も非常にやわらかく、片肘はらずに、あっという間に読めてしまいます。
一貫したテーマは、ピンクは女性らしさを高め、若返りの効果があるということ。
固い話を一切省くあまり、スピリチュアルの領域に足を突っ込んでいる感は否めませんが、桜色、薔薇色、キューピッドピンク、ベビーピンク、サーモンピンクなど、いろんな種類のピンクが、美しい写真とともに紹介されている点は、素直にいいなあと思いました。
そして、色彩の専門家がこれだけ言うのだから、ここはひとつピンクの力を借りてみるべきだろうかとも。
ということで、まず、自分の持ち物をチェックしてみました。私の身の回りのピンクは下記の通り。
亭主から借りパクしたシャープペンシル「ドクターグリップ」
美容室のパンフレットが入ってたのを、小物の整理用に転用した袋
色の分析用にとってあった、サントリーのチューハイ「ほろよい」<もも>の缶
以上。なんと、この三アイテムしかピンクのものがありませんでした。しかもシャーペン以外は持ち物と言えるかどうかも怪しい(汗)いやー特にピンクを避けたつもりはないのですが、こんなことになっていたとは。
で、代わりに多かった色はというと、黒、シルバー、グレー、茶、オリーブグリーン。奢侈禁止令かい!ってなぐらいの侘び寂びっぷりです。
野村先生の解説によると、そういった暗く濁った色は、老けて見えるばかりか、老いを急がせるとのこと。んー最近小じわが目立ってきたのは、色のせいだったのか?今後、服や小物を買うときには、積極的にピンクを検討してみようかと思った次第です。