アイデンティティーカラー決定の真実(エルメス&ティファニー編)
近いうちに、カラー関連の用語を解説するサイトを作ろうと企画していて、最近は、朝3時起きで、そのサイト用の記事を書きためています(今朝は、昨夜飲みすぎたせいで、起きたら5時まわってましたが。。)。
解説する用語は、カラーコーディネーター検定公式テキスト1~3級から幅広くピックアップしていく予定で、例えば、昨日は「アースカラー」今朝は「アイデンティティカラー」について書きました。
この「アイデンティティカラー」についての記事がなかなかまとまらなくてですね・・・
テキストの要約のような記事では面白くありませんし、ネットで情報を得ようとしても、「アイデンティティーカラー」で検索すると「コーポレートカラー」について書かれたサイトが上位表示されます。「アイデンティティーカラー」というのは、あまり一般的な用語ではないのかもしれませんね。
仕方がないので、テキストにアイデンティティーカラーの例として載っていたフェラーリの赤や、ブランド名を聞けば色が連想されるエルメスやティファニーについて個別に調べることにしました。
その過程で、興味深いことが分かったのですが、解説記事には盛り込めなかったので、こちらで紹介させていただくことにします。
まず、エルメスといえば、独特のオレンジ色が連想されますが、あのオレンジは、偶然から採用されることになったものらしいです。
なんでも、第二次世界大戦中、物資が不足して、それまで使用していた薄いベージュの包装紙が手に入らず、仕方なく店に残っていたオレンジ色の紙を使ったんだそうで。
で、戦争が終わったので、包装紙を元の色に戻そうとしたところ、お客さんから、オレンジの方がいいんじゃないかという趣旨の指摘を受け、そのままオレンジを使用することになったとか。
1837年創業で、顧客にはナポレオン3世やロシア皇帝もいたというというエルメス。てっきりあのオレンジ色にも何か深い意味があるのかと思っていたのですが、苦し紛れに出してきた在庫の包装紙の色だったとは・・・いやはや、世の中分からないことは多いものです。
一方、ティファニーのブルーには、創業者のチャールズ・ルイス・ティファニー氏の「ティファニーの品々はどれも気高くあらねばならない」という理念が反映されているんだそう。
あの色は、昔のイギリスで大切なものを象徴する色として用いられていた「こまどりの卵の色」なんだとか。また、青系の色には「真実」「高潔」というイメージがあることから、その点も採用のポイントだった模様です。
と、ここまで書いていて、そういやバブルの頃、ティファニーのオープンハートのネックレスを男子からもらうことが、女子のステータスみたいに言われていたことがあったなあということを思い出しました。
本命、アッシー、メッシー、ミツグ君(爆)それぞれから同じティファニーのオープンハートをもらって、本命からもらった以外は質屋に持っていくというつわものがいたという話を聞いたことがあるのですが、あれって都市伝説ですよね?
本当にいたとするならば、ティファニーブルーに謝りなさいと言っておきましょう。「非モテがひがむな」と一蹴されるのは重々承知の上ですので、どうぞご容赦をw