TOEIC形式変更後初の第210回公開テストを受験してきた

5月29日、TOEIC出題形式変更後、日本では初の公開テストとなる第210回TOEICを受験してきた。
新形式の問題については、公式問題集などで対策はしていたものの、いよいよ本番となると緊張感は半端なく、しかも自宅から近くはない会場に当たってしまったということもあり、2日が経過した今日も腑抜けになってしまっている。
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TOEICの形式変更とは?
TOEICの出題形式が変わるという話は、昨年2015年の11月にアナウンスされ、このブログでも過去に取り上げたことのあるトピックだ。変更点を簡単にまとめた記事はこちら(「新形式問題攻略ナビ」という別ブログです)。
えっ?TOEICの形式変わったの知らなかった!って人のために変更点を改めて説明しとく
上の記事をさらにまとめると、
- Part1からPart7まである各パートの問題数の配分が変わった
- 会話問題で話者が3人いる問題が新設された(従来は2人)
- リスニングなのに図表を見て解かなければいけない設問ができた
- 文による穴埋め問題が登場
- 3つの文書を参照しながら問題を解くというタスクが課された
というところだろうか。
TOEICの形式変更とは?
そして、実際に形式変更後のTOEICを受験した感想。
新形式問題は慣れないとやっぱり難しい。
私が形式変更後のTOEICの問題を初めて解いたのは2月の半ば。テスト2回分が収録された新形式対応の公式問題集が発売になった直後だ。
この公式問題集を皮切りに、続々と新形式対応の模擬問題集が発売されたのだが、私が公式以外に採用したのは、テスト1回分が収録された「模試特急」のみ。理由は、雰囲気が公式にかなり近いのと、コンパクトだから(新書サイズ)。
この2冊を繰り返し読み込み、新形式問題の解き方を考えたりしてきた。他に問題集を採用しなかったのは、注意力が分散して結局どれもモノにならず、というという状態を恐れてのことだったが、新しい形式の問題については、もう少し数をあたった方がよかったなーという気がしている。
もちろん、これまでのTOEIC対策や、語彙、文法の増強で何とかなる部分も大きい。
しかし、800点以上ぐらいのレベルで、これまで以上のスコアを狙いたい人は、少なくとも図表を見ながらのリスニング問題は練習しておいた方がよさそうだ。あれは、慣れないと取れないことが本番でよく分かった。
ということで、形式変更後のTOEICに対応した問題集をまとめた記事を紹介しておく。4月の末の時点で、販売中、また発売が予定されていた新規形式対応の問題集はこちら。
こんなにあるの!?現在販売中の新形式対応TOEIC問題集まとめ | TOEIC新形式問題攻略ナビ
そして、その後も、ぽつぽつと形式変更後TOEIC対応の問題集は発売されている。情報が入り次第、上記のブログで紹介していくので、今後TOEICの受験を予定している人は、時折チェックされたし。
あ、そうそう、ここまで読んで「新しい形式のTOEICってなんか難しそうだなー受けたくないなー」と思った方へ。IPテスト(団体特別受験制度)なら、まだ従来形式のTOEICが受けられるらしいのでご参考。
古いTOEICはまだ受けられる?IPテストの形式変更は2017年4月予定 | TOEIC新形式問題攻略ナビ