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スーパーホテル御殿場1号店の特大看板に見る企業カラーと景観配慮の絶妙な妥協点

eyecatch

ビジネスホテル大手チェーン「スーパーホテル」の御殿場1号店が、屋上と入口の大看板の地色を、企業カラーの黄色から白に変更したというニュース記事を見かけました。

この変更は、黄色の彩度が御殿場市の景観条例の基準を超えていたため行われたもの。白を選んだのは、冬の富士山をイメージしたからだそう。

同記事で、変更後の写真が見られます。なんか、真っ白けで逆に違和感あるような…。

企業カラーの黄色⇒白に 景観配慮、富士山麓の市町

スーパーホテルWebサイトの御殿場1号店のページは、2014年10月21日現在まだ更新されておらず、以前の姿を見ることができました。

スーパーホテル御殿場1号店

ちなみに、この黄色地に青色の「スーパーホテル」のロゴという組み合わせは、商標登録もされてます(登録番号第4893033号)。

さて、ここからそろそろ色彩のプロのお仕事です。

スーパーホテルのロゴをInkscapeに取り込み、カラーホイールでチェックしてみましたら、黄色の中でも、ほぼ最高彩度の色であることが分かりました。マンセル彩度で言うと、12以上はあるのではないかと思われます。

スーパーホテルの起業カラーの黄色

この点、「御殿場市景観計画届出の手引き(建築物・工作物)」によると、建築その他の構築物の外観は、黄色の場合は、彩度4以下に抑えましょうとのこと。スーパーホテルのコーポレートカラーの看板は完全にアウトだったわけですね。

色相は同じ黄(Y系)で、彩度を4に抑えてみるとどうなるかというと、こうなります。予想以上に地味な、ベージュとかグレーベージュとか呼ばれるような色。あまり看板にはふさわしくなさそうです。

彩度4のY系の色

彩度と明度をぐっと落として、地を暗いゴールドやグレーにしたらどうだろうと思ったのですが、そうするとスーパーホテルというよりアパホテルみたいですし。何より、暗い地色の上ではロゴの青色が映えませんので、それも変更することになりそうです。

暗いゴールドの上の青いロゴ

で、思ったのですが、ロゴなどをそのまま使用しつつ、元の看板の明るく明快なイメージを維持するには、白が最適だったのかなあと。

なんでも、スーパーホテルは、この看板の改修に300万円かけたとか。地元の景観に配慮しつつ、企業イメージを保つのは、至難の業だなあと思ったことであります。

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