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『コーポレート・アイデンティティ戦略―デザインが企業経営を変える』(著・中西元男)を読みました

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『コーポレート・アイデンティティ戦略―デザインが企業経営を変える』(著・中西元男)を読みました。

本書は、40年余にわたり、中小企業から大企業まで100社を超える組織のCI(コーポレート・アイデンティティ)、ブランド戦略、事業開発などを手がけてきたコンサルタント集団「PAOS」代表の中西元男さんの著書です。

「CI」とは、色彩検定やカラーコーディネーター検定のテキストにも登場する概念。定義は媒体によってさまざまですが、色彩検定1級テキストでは、「自社の経営理念に基づいて企業イメージを明確にしながら、対外的にも社内的にも、これらを強くアピールしていくこと」と定義されています。

PAOSのWebサイトには、こうあります。

PAOSのCIプロジェクトは、物的・技術的経営や財務的経営に対し、デザイン思考をベースとした「知的美的経営」の基軸で、内外ステークホルダーを巻き込み企業変革・経営革新・事業刷新を図っていくコンサルティングに特色があります。

この、「内外ステークホルダー(利害関係者)を巻き込み企業変革・経営革新・事業刷新を図っていく」という部分が、実際の導入事例に沿って語られているのが本書です。

事例には企業名が登場するのですが、これが日本に住んでいる人なら誰もが知っている企業ばかりで驚愕。ケンウッド、セキスイハイム、小岩井乳業、キリンビール、ベネッセコーポレーション、INAX、三井のリハウス、NTT、マツダ、伊藤忠商事、日本生命、東レ、バンダイなどなど。

これらの企業は、1970年代以降に社名、ブランド名、ロゴマーク、コーポレートカラー、パッケージデザインなどを刷新し、業績が上向いたり、消費者イメージを良くしたりすることに成功したのですが、その舞台裏を支えていたのが、PAOSという組織だったのです。

本書には、上記各企業の経営者やデザイン担当者が、PAOSに相談に訪れるところから、現状の分析、改善案の策定、そして新しいロゴ等のデザイン、新デザインの社内外への周知の過程が詳細に綴られています。

上記各社ロゴの新旧デザインの比較や、デザインのポイント、コンセプト策定のプロセスをチャート化したものなど、画像も豊富に収録されており、検定テキストレベルからステップアップしてロゴデザインを学びたい人に最適です。

また、社内から反対の声が上がるのを論理的に説得し、リニューアルを成功に導く様は、エキサイティングな企業小説さながら。

デザインを学ぶ人のみならず、会社の経営者、これから起業を考えている人、組織の広報やPRに携わっている人には、強くお薦めしたい一冊です。
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コーポレート・アイデンティティ戦略―デザインが企業経営を変える

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