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グリコのチョコレート『アーモンドピーク<ホワイト>』の商品パッケージが残念な理由

eyecatch

今日は、チョコレートとクリームシチュールーのパッケージの色について考察してみました。

きっかけは、近所のスーパーで、グリコのチョコレート「アーモンドピーク」ホワイトのパッケージを見た亭主が、

「シチューかと思った」

と言ったこと。

こちらが問題のグリコ『アーモンドピーク<ホワイト>』のパッケージです。
グリコ『アーモンドピーク<ホワイト>』

白をベースに、ホワイトチョコレートとアーモンドの写真がプリントされ、ゴールドと青の帯があしらわれたデザイン。メーカー名と内容量が、それぞれ左上と右下に赤で印字されているのがアクセントとなっています。

言われてみれば、確かにクリームシチュールーのパッケージの色っぽい気もしますが、果たしてどうでしょうか。ということで、シチュールーの売場に行ってみたところ、納得。亭主がアーモンドピークホワイトをシチューと誤認したのは、無理からぬことだったのです。

最も似ていると思われる二点を買ってみました。

ハウス『コクの贅沢<クリーム>シチュー』
ハウス『コクの贅沢<クリーム>シチュー』

S&B(ヱスビー食品)『とろける<クリーム>シチュー』
S&B(ヱスビー食品)『とろける<クリーム>シチュー』

①ベースカラーが白からうすい黄で、鮮やかな青が印象的、②アクセントカラーが赤、ゴールドという点が、見事に同じ。③アーモンドとにんじんの違いはあれど、オレンジ系の色が入っているところも共通しています。

驚いたのは、他のクリームシチュールーのパッケージも似たりよったりのデザインだったことです。

江崎グリコ『クレアおばさんのシチュー<クリーム>』
グリコ クレアおばさんのシチュークリーム 160g×10個

S&B(ヱスビー食品)『濃いシチュー クリーム』
S&B 濃いシチュークリーム 180g×10個

S&B(ヱスビー食品)『ディナークリームシチュー』
エスビー ディナークリームシチュー 97g×10個

S&B(ヱスビー食品)『とけ込むシチュー』

ハウス食品『北海道シチュー <クリーム>』
ハウス 北海道シチュークリーム 190g×10個

ハウス食品『こくまろ <クリームシチュー>』
ハウス こくまろ(クリームシチュー) 160g×10個

再掲、アーモンドピークホワイト。もうシチューにしか見えません。
グリコ『アーモンドピーク<ホワイト>』

一般に、商品のパッケージの色には、主に次のような機能が求められます。

  • 競合する商品群の中で目立つ(グリコのシチューであれば、ハウス、エスビーより目につきやすくする)
  • 同じ製品ラインナップの中での区別を助ける(普通のチョコとホワイトチョコ、シチューであれば、クリームとパンプキンとビーフなど。あとカレーとの区別が必要な場合も)
  • 内容物をイメージさせる(チョコレートであればチョコレートらしさがある)

この点、グリコのアーモンドピークホワイトは、少なくとも最後の項目「内容物をイメージさせる」において、あまり成功していないのではないかと思われます。

推測するに、「ホワイト」だから白をベースにし、アーモンドの色と対照的な青を使ってメリハリの効いた配色とし、同商品が属するブランド「おとなのグリコ」を体現するために、高級感のあるゴールドを使ったのではないかと。

だとするならば、理にかなった選択と言えますが、いかんせんその配色は、シチューでおなじみのものだったという。

パッケージの配色とは、つくづく難しいものなのだなあと考えさせられた一件でした。

ところで、上に挙げたクリームシチュー群ですが、これらは「競合する商品群の中で目立つ」というポイントにおいて、問題がある気がします。

このポイントを克服し、ビーフやパンプキンなど同じラインナップの他のシチューとの区別が明確で、あくまでもクリームシチューらしいパッケージの配色とはどんなものか?

これを考えてみるのは、いい訓練になりそうです。

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“グリコのチョコレート『アーモンドピーク<ホワイト>』の商品パッケージが残念な理由” への4件のフィードバック

  1. かもしか より:

    小秋様

    こんにちわ。
    いつも楽しく拝見させていただいております。

    商品パッケージの比較、おもしろいですね!
    身の回りにこんな課外授業が広がっているとは!

    見た目もそうですが、あれです!あれっ(笑)。
    言葉の理解の問題!本当に難しいですよね!!
    言葉の意味が指す所然り「そんな意味で言ったんじゃなかったんだけどなー」と言葉が足りなかったと反省することも多くあります。読書の習慣があり速読のようにしてしまいますが、文章を飛ばさず正確に読むことも、例え時間があったって意外とできていない!あの話、どこに書いてあったかなーと読み返す本に「あっ、この本じゃなかった」などど、いかにうる覚えかが、身につまされることがよくあります。

    こんな小話はいかがですか?
    コミュニケーションスクールや企業のマナー研修などで行われる伝言ゲームです。
    二人一組になり、
    AはBに、紙に書かれた絵を抽象的な言葉の表現のみで伝える。BはAから、その紙に何が書かれているのかをAから伝えられる言葉の情報のみで当てるのです。
    これがなかなか一致しない!

    言葉とはそういうものかと!?
    だから私は生きていくためのコミュニケーションは何も言葉だけでなくともよいかと思いますね!いろんな表現があって。ただ目的が明確となるものが表現の中に入っていないといけないですよね!?

    と自分にも言い聞かせる。

  2. 小秋 より:

    かもしか様

    いつもありがとうございます。
    パッケージの比較は面白いですよ。
    商品色彩の勉強を始めてから、
    スーパーに行くのが楽しくて^^

    伝言ゲームの話は興味深いですね。

    言葉だけでは何かを伝えるのは難しいので、
    人は絵画や色彩の技術を発展させてきたのかなあ
    なんてことを考えました。

  3. かもしか より:

    小秋様

    ”言葉だけでは何かを伝えるのは難しいので、
    人は絵画や色彩の技術を発展させてきたのか”

    Oh,yes!
    素晴らしい!
    気がつきませんでした。
    色彩の勉強を始めてから、やはり絵も見ないとな!と
    展覧会の絵も見に行くようになったので次回はそんな目で作品をみつめてみようと思います。

    さて、”色彩”が手元にやってきました。
    いい本ですね!
    色彩検定のポイントが網羅されている。

    1級を受ける際、テキスト3冊とあるだけの資料、ネットからもプリントし、部屋を散らかしたありさま。
    一通りの勉強をし終えたらコウジエンのように使いたい1冊だと思いました。
    確かにこの製本具合と、このカラフルさ、この値段とはクオリティーが高い!探してみるものですね!

  4. 小秋 より:

    こんにちは。
    『色彩』をコウジエンのように、いいですね!

    私は図書館で借りて眺めただけなのですが、
    ほんと、1,500円とは思えないクオリティだと思いました。

    いずれ私も手元においておきたいと思います。

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