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いよいよ始まった大阪朝日ビルと朝日新聞ビルの解体工事に一抹の寂寥感をおぼえる理由あれこれ

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朝日新聞の大阪本社ビルで、朝日カルチャーセンターや洋食のアラスカなどがテナントとして入っていた大阪朝日ビルと朝日新聞ビルの解体が、いよいよ始まるようです。

ここ数年、阪急梅田駅から中之島界隈にかけてのどこかしらで、ずーっと大規模な工事が行われており、その度に地味に通勤経路の変更を迫られ、厄介だなあと思っておりました。

個人的にもっとも影響を被っていた阪急百貨店の立替工事が昨秋ようやく終わり、ほっとしていたところだったのですが、今度はそこか…しかも、好きなビルだったので残念。

両ビルの場所はこちら。中之島を横断する四ツ橋筋に面しており、堂島川にかかる渡辺橋と、土佐堀川にかかる肥後橋の間に位置します。


大きな地図で見る

地図を拡大すると、航空写真が見られるのですが、渡辺橋南詰交差点の左下に見えるグレーの建物が1931年竣工の大阪朝日ビル、それを抱くように建っているL字型のベージュの建物が1970年竣工の朝日新聞ビルです。

それらの右側、四ツ橋筋に覆いかぶさるように見えるのが、2012年竣工の中之島フェスティバルタワー。このブログでも「竣工間近!中之島フェスティバルタワーの今をレポート」という記事でご紹介したビルです。

大阪朝日ビルと朝日新聞ビルが解体された後には、このフェステバルタワーと対をなす超高層ビルが建てられる予定。フェステバルタワーのデザインも悪くないのですが、大阪朝日ビルには愛着があったので残念です。

愛着を持つようになった理由のひとつは、単純ですが、大阪におけるモダニズムの名建築として扱われているビルであることを知ったこと。

「そうか、これはいいものなんだ」という目で見るようになったところ、客船をイメージしたという北東部分の角の丸みや、1~2階部分の外壁に貼られた金属板、2階北東部分の大きなガラス窓などがとても目に心地よく映るようになったのでした。

解体を惜しむ建築ファンも多いだろうなあということで、「朝日新聞ビル 解体」というキーワードで検索してみましたところ、こちらのブログがヒット。

混沌写真 |朝日ビルも朝日新聞ビルもいよいよ解体。。。

すでに足場が組まれた建物の外観や、がらんとして寂しい1階ピロティ部分の光景を見るのは、なんとも胸がしめつけられるようであります。

そういえば、こういった、建築史的に価値があるとされるビルの解体話が持ち上がると、必ず登場する建築学会は、今回どうしていたのでしょうか。

調べてみたところ、日本建築学会が2008年に、朝日新聞社宛に保存要望書を出していました。

朝日ビルディングおよび新朝日ビルディング保存要望書 (PDF)

しかし、この文書はスルーされたようで、その後、程なくして、文書にある「新朝日ビルディング」(旧フェステバルホールが入っていたビル)の解体が始まったのですが。。

古い建物をメンテナンスしていくコストや、敷地の有効活用という問題を考えると、無責任なことは言えませんが、中之島がツルツルピカピカした超高層ビルばかりになってしまうのは、何とも寂しい限りです。

ところで、大阪朝日ビル・朝日新聞ビルに愛着をいだくようになったもうひとつの理由は、十年ほど前、同ビルに入っていた朝日カルチャーセンターの「深緑夏代シャンソン教室」に通っていたこと。

入ってしまってから、私のような若輩者が出入りするべきではない、いわゆる「サロン」であることが判明し、大いに焦ったのですが、日本シャンソン界の草分けである故・深緑先生に、じきじきに稽古をつけてもらい、しっかり歌いなさいと背中をトンと叩かれたのは、いい思い出です。

ちなみに、先生には「あなたはアダモを歌うといいわ」とすすめられたのに、その後どんどん歌から遠ざかり、最近はカラオケにすら行っておりません。先生ごめんなさい<(_ _)>

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