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年金支給日に売れるものを知って高齢者に言いたいこと

ステーキ肉

年金支給日に売れるものは?高齢者が増えたから年金支給日を狙ってセール、販促しかけていこうぜ!って動きがスーパー、ドラッグストア、ファミレスなどで盛んになっているらしい。7月4日付のMJが各社の取り組みを1面で特集。

2014年の厚生労働省「国民生活基礎調査」によると65歳以上の高齢者は3432万6千人で、全人口の約1/4。家計所得に占める「公的年金・恩給」の割合は21%にのぼる。

平成 26 年 国民生活基礎調査の概況

家計所得における年金等の割合は、1995年には9.5%だったのが、それが今や2割超。20年弱の間に約2倍になったということだ。

で、MJの特集は、その膨らんだ年金を狙って、スーパーなどがシニアの囲い込み作戦を展開しているという話。具体的なセールやキャンペーン、動向としては、以下のようなものがあるという。

  • 毎月15日のシニア割引(イトーヨーカドーは60歳以上が対象の「シニアナナコ」利用で5%引き、ライフとアークスは65歳以上5%引き)
  • 15日前後に60歳以上を対象に10%引き券を店頭配布(ヨークマート)
  • 15日はステーキ肉の陳列を2倍に、本マグロや国産鰻の販促も(マルエツ)
  • 15日に60歳以上を対象にTポイントが10倍になるクーポンを配布(マルエツ)
  • 年金支給日に合わせて米の試食販売(アイリスオーヤマ)
  • 普段は3,000円以上から無料になる配送サービスが、毎月15日は米5キロ(2,000円相当)から無料に(アイリスオーヤマ)
  • 今年6月16日に予定していたメニュー更改を15日に前倒しに(ガスト)

どうやら、年金支給日に売れるものは、ちょっと贅沢な食材だったり、外食だったりするらしい。アイリスオーヤマの食品事業部長によると、年金支給日には米も普段より少し高いものが売れるとか。なるほど、少々クーポンを配ったり、配送料をサービスしたりしても、もとがとれるわけだ。

しかしあれだなあ。私はずっと、高齢者はお金を使って日本経済回してよ!という考えだったのだが、よくよく考えてみると、彼らの財源は年金なんだよな。前述の厚労省の調査によると、高齢者世帯の所得に占める公的年金の割合は、平均約7割だ。

もちろん、お金の出所がどこであろうと、彼らがモノやサービスに支出すれば、会社は儲かり、給料が上がったりして、若年層も恩恵を受けることになるのだろうが、若いワープアの窮状なんかを考えると、あまりに遠いなあと。

年金支給日だ!ステーキだ!鰻だ!という高齢者がいる一方で、月給の1/10を年金として持って行かれる(しかも将来、自分が払った分すらもらえないかもしれない)若者がいるのは、なんかおかしいだろうと思うのだ。

まあ、年金受給者なんだから贅沢するな、なんてことは言わないけど。ただ、シニアの皆さんにこれは言いたい。体を壊すまで食べるのはやめて。これ以上医療負担増やさんでくれ、頼むから。

あと、年金支給日に買い物の際は、やたらなれなれしいシニア未満の人に注意した方がいいかもしれない。何と言うか、15日のシニア向けサービスには、限定割引、高級食材、送料無料など、お得なものに目がない体質の人種を引き寄せる要素がてんこ盛りなのだ。

いっしょにお会計してくれ、シニアナナコちょっと貸せ、ウチへの配送もお願い、お肉こんなに食べられないでしょもらってあげる等々、嫌な予感が止まらない。

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