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社会人ラップ選手権も開催!20代にヒップホップが人気な3つの理由とは?

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5月4日付の日経MJトレンド面の特集が「ラップ」。第1回「社会人ラップ選手権」の開催や、テレビ朝日の「フリースタイルダンジョン」の盛り上がりなどから、主に20代のラップ人気の秘密に迫っている。

現在45歳である私自身は、ラップやヒップホップを聴かない。持っている音源で、最もヒップホップ色が強いのが、Offspringの「Pretty Fly(for a White Guy)」というレベル。

あと、いわゆる「ばあさんラップコピペ」を思い出すぐらいか。

「片方が先に死んだら、さみしくないように壁に埋めよう」

しかし、最近になって『妖怪ウォッチ』にハマり、主題歌「ゲラゲラポーのうた」のラップ部分を真似したくなったりしているので、この記事をきっかけに、ラップの世界を少し覗いてみることにする。

さて、以下は、日経MJの記事から引用。基本的なラップ用語が分かる、非常に親切な本文書き出しである。

「転職サイト、便所くさいよ」。商社マンから転職サイト運営の企業に勤める男性に飛んだのは、ヒヤヒヤする刺激的なリリック(歌詞)だ。4月23日に第1回が開催された「社会人ラップ選手権」。出場者は100人の中から予選を勝ち上がったサラリーマンや歯科医師、官僚などの社会人16人だ。フリースタイル(即興)ラップを披露し合いながら互いを「disる(攻撃する)」、「MCバトルで勝敗を決する。

社会人ラップ選手権主催者の1人、マチーデフ氏によるテーマソング。かっこいいな。

「社会人ラップ選手権」当日のバトルの模様は、「日刊SPA!」が詳細にレポートしている。

「最初にもらったボーナス3万!」社会人ラップ選手権はぶっちゃけすぎるイベントだった

なんか、会社の話が絡むと、一気にサラリーマン川柳っぽくなるな。あと、どうやってリズムに乗せるのか見当もつかない、単なる悪口みたいなのもある。まあ、私がラップの手法を知らないからそう思えるのかもしれないが。

そうそう。手法といえば、MJの記事では、ラップ教室も紹介されていた。ラッパーのACE氏と掌幻氏が講師を務める講座で、2015年4月から開講されているという。

動画があった!

しかし、ラップやヒップホップには、教室とは対極にある文化のようなイメージがあるが、習えるものなのだろうか?

と一瞬思ったが、黎明期にはイコール「不良」だったロック音楽の演奏なんかも、1980年代にはヤマハのスクールなんかで習えるようになったわけだしなー。先人の知恵が蓄積されてきたら、それを活用しない手はないだろう。

ところで、今の20代は、なぜヒップホップなのか。MJでは識者の発言などをもとに、3つの仮説を挙げている。

1.お金をかけずに発散できる

20代が人気を引っ張るのはなぜか。社会人ラップ選手権の主催者の1人で、大手広告代理店の男性クリエーター(32)は「20代にとって、身一つで取り組めるラップはお金のかからない発散法なのではないか」と分析する。

考えてみたら、バンドやスポーツって結構お金と手間がかかるのよね。道具とかメンバー集めとか場所の確保とか。

2.物心ついたころにはヒップホップが普通にあった

また、マチーデフさんによると、今の20代は「ヒップホップネーティブ世代」なんだそうだ。

氏は、DRAGON ASHの99年のシングル「Greatful Days」により、日本語ラップなるジャンルが根付いたとしている。99年といえば、今年20歳の人は3歳。29歳の人でも12歳か。

ちなみに、私が3~12歳の頃は歌謡曲が全盛で、それが私の音楽嗜好に大きな影響を与えていることを考えると、なるほどなあと思う。

3.SNSで情報発信に慣れている

今の20代は、デジタルネーティブ世代でもあり、SNSなどで限られた文字数で情報発信することに慣れているのも、一因かもしれないという説。確かに、言葉を使って遊ぶ機会は、かつての若者より格段に多いのではないかという気はするな。

ちなみに、記事を担当した記者(23)はヒップホップに興味がなかったが、取材を通じて試してみたくなったそうだ。リード文と締めに気合が垣間見える。

ラップの人気、アップな雰囲気--。20代の若者を中心に、今、ラップが熱い。自らラップを披露、注目集めるヒーローに。そんな人も増えている。日頃たまった鬱憤、自ら込めたラップ、聴くだけじゃない、気持ちは発奮、身一つチープにみんな興奮--。

世間知らずの若手記者?経験積めばやり手記者!--。

おそらく開催されるであろう次回、第2回「社会人ラップ選手権」にはぜひ出場し、経済紙記者としての知見を活かして、各業界の社会人を華麗にdisりまくってほしい。同業他社の若手記者との対決なんかあったら、さらに面白いな。期待。

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