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『サインシステム計画学: 公共空間と記号の体系』(著・赤瀬達三)を読んでます

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駅のサイン
photo credit: Metro signs via photopin (license)

『サインシステム計画学: 公共空間と記号の体系』(著・赤瀬達三)を読んでます。まだ途中なので、今日はその内容のご紹介とざっと全体をなぞった感想を。

まず、ここで言う「サイン」とは、「建築設計や環境デザインなどの分野で、情報伝達を意図して空間上に置かれた記号表現」のこと。

そして、「特定の施設やエリア内のサイン類に相関関係を与えて、利用者に対し案内や規制などの情報提供を行う表示設備」が「サインシステム」であると、著者の赤瀬達三さんは定義していますが、難しいので、とりあえず駅や空港や道路、その他さまざまな施設における案内表示のまとまりのことだと理解して読み進めています(汗)

赤瀬さんは、黎デザイン総合計画研究所代表のデザインディレクターで工学博士。70年代から、数々の公共空間のサインシステムのデザインを手がけ、受賞歴も多数ある方です。主な実績は、営団地下鉄や仙台、横浜、神戸などの市営地下鉄、首都高速道路、アークヒルズ、六本木ヒルズなどなど、枚挙にいとまがありません。

駅やさまざまな施設の「ここが入口です」とか「乗継はこっちです」とか、「どこそこに行くには何番出口です」とかいう表示。現在、私たちはそれらが各施設ごとに統一されていて、見やすく分かりやすいのが当たり前だと思っていますが、今日のその状態は、赤瀬さんらの尽力のたまものであることが、本書から分かります。

赤瀬さんが初めてサインデザインに関わったのは、1968年、大学紛争の影響で、授業がストップし、再開の目途が立たない時期だったそうです。「何か人のためになるようなデザインの仕事に早く携わりたい」と考え、空港のサイン計画をいくつも抱えていた村越愛策さんのデザイン事務所でアルバイトを始めたのがきっかけだったとか。

それから40年以上、サインデザインに携わる中で得た実感は、

パブリックデザインの仕事は、用と美に創造力を発揮して、人びとに快適さをもたらす、それがすべてと断言できると思う。

というものであるそう(「あとがき」より)。

そんな40年の知恵と経験が凝縮された本書、サインデザインのみならず、「伝えること」を意識したデザインを業とする方は、ぜひ一度目を通していただきたいと思います。

「学」というだけあって、さらっと読めるものではありませんが、私は現在、必死で食らいつこうと格闘中。
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サインシステム計画学: 公共空間と記号の体系

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