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鯖江市のお試し「ゆるい移住」プロジェクト、その後どうなった?

鯖江市

鯖江市の「ゆるい移住」の結果というかその後。昨年、2015年の夏に、このブログで若者はゆるく地方移住してみない?福井県鯖江市が家賃無料のお試し移住者を募集というタイトル記事で取り上げた鯖江市体験移住事業が3月末で終了した。

体験して、町の雰囲気を感じてもらおうという、その名も「ゆるい移住」。とりあえず住んでもらって、その後、本格的な移住につなげてもらうことを目的としているようです。

鯖江市は、同事業の説明会を8月に大阪と東京で開催、10月から5人~10人に移住を体験してもらう予定だそう。JK課の発案者である慶応大大学院特命教授の若林雄純氏をコーディネーターとした、ワークショップなども行われるそうです。
(引用は当ブログの記事より)

公式サイトはこちら。

http://sabae-iju.jp/

さて、果たして同プロジェクトの結果はいかに。5月16日付の日経MJの記事「お試し移住、北陸で広がる 福井・鯖江や石川・羽咋、空き家に期間限定で滞在」に、農業体験への参加を条件に最大5日間の無料宿泊を約束する石川県羽咋市のプロジェクト等とともに、鯖江市の「ゆるい移住」のその後の話が載っていた。以下、MJより引用。

市は市営住宅2戸をシェアハウスとして最長半年間無料で提供した。市の会合に毎月参加する以外は自由。お試し移住者15人の大半が「ゆるい移住」という市の募集に面白みを感じて参加した。本格的な移住は考えていなかったが、4月以降も7人が残った。

おお、5人~10人募集のところに15名、そしてそのうち約半数が残ったとは。これは成功と言えるのではないの。MJによると、残った7人のうち6人は、鯖江駅近くのアパート1棟で共同生活を始めたという(残り1人がどうしてるのか気になるな)。住み続ける理由は、教養教室を始めたり、農林業に携わったりと様々だそうだ。

一方、「ゆるい移住」の終了とともに、鯖江を去ったメンバーのうちの一人、「ゆるい移住ブログ ゆるブロ」を担当していた江戸しおりさんは、最後の記事にこう書いている。

私にとってのゆるい移住は、「再確認」でした。

価値観が大幅に変わったり、人生が変わった人も見たけど、私は何一つ変わらなかったな。

やっぱりお金は大事だし、高くてもいい部屋に住みたいし、めんどくさい近所付き合いはあんまりしたくないし、一人でいるのが好き。
ありがとう、ゆるい移住。 – ゆるい移住ブログ ゆるブロ より)

もちろんこの後に、

  • テレビ・ラジオ出演、新聞に寄稿という、鯖江に来なかったらできなかったであろうことができた
  • 「何もない」がゆえに1から創り出す楽しさもたっぷり味わった
  • やりたいことを実現し、妥協知らずの、「かっこよくて素敵な仲間」がたくさん
  • 鯖江はかけがえのない街
  • 「バカみたいに」蕎麦好きになった(越前そばの「ながと」おすすめ)

と続くのだが、蕎麦以外は、自治体主導の「ゆるい移住」参加者ならではのツチノコパンダ待遇ゆえの体験であったわけで。

それで「やっぱダメだ」となった人もいるわけだから、某プロブロガー氏に影響受けて「俺コミュ障だけど都会は消耗するから地方移住したら人生変わるかも!」などと考えたことがある人は、「ゆるブロ」を通読してから再考するべし。

第1回、ゆるい移住が始まった2015年の記事はこちら。

ゆるい移住プロジェクト始動!

まあ、しおりんさんの場合は、移住の問題というより、シェアハウスやプロジェクト参加という生活の縛りの問題かなという気もするが、土地柄自体が面倒なところもあるからなあ。

ちなみに実家の辺りは、おそらく面倒な部類に入る。四国の、いちおう鉄道が通ってて(30分に1本あるかないかぐらい)、県庁所在地から車で30分ぐらいの元農村だが、

  • 近所の人が気がついたら家に上がってる(昼間は鍵をかける習慣がない)
  • 噂が光のスピードとは言わないが速い(ex.○○んとこの息子の新車は300万、××の娘が彼氏と別れた)
  • 親を老人ホームに入れたら人非人
  • ナチュラルに長男教(家業なくても「家を継ぐ」とか言う)
  • 町内会の「常会」担当になった際の茶菓子の選択がその後の地域における地位を左右

など、何かと何かだったよ。少なくとも、若者がポッとやってきて、空き家リノベします!地域活性化します!とやるには、リスクが大きすぎると思う。

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