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飲食店における消費税軽減税率の線引きをめぐる最悪のシナリオを考えてみた

eyecatch

次のうち軽減税率が適用される(2017年4月以降も消費税率が8%に据え置かれる)可能性が高い飲食形態はどれでしょう?

  1. 学校給食
  2. 老人ホームの食事提供
  3. ホテルのルームサービス
  4. ケータリングサービス
  5. 新幹線のワゴンサービスで買う駅弁
  6. 飛行機の機内食
  7. カラオケの飲食サービス
  8. フードコート
  9. テイクアウトもできる店の店内飲食
  10. 食器を返却するタイプのイートイン
  11. コンビニやスーパーで買った弁当をイートインで飲食
  12. そば屋などの出前

財務省が1月27日に固めた税制改正法案によると、正解は、1、2、5、11、12。他は「外食」扱いとなり、消費税率が10%となる。

老人ホームでの食事の提供や学校給食は8%の軽減税率の対象にする。ホテルのルームサービスやケータリングは外食とみなし、税率を10%にする。29日に自民党の部会に提示する税制改正法案に盛り込む。

同法案では利用者が指定した場所で加熱や調理、配膳などのサービスを提供した場合には外食と位置づける。

学校給食に軽減税率、財務省方針 曖昧な事例に線引き:日本経済新聞 より引用

給食も問題になっていたとは知らなんだ。これは8%のまま。

給食のイラスト

いかがなもんかと思ったのは、店員さん常駐型のイートインが税率10%になるかもしれないということ。年金暮らしのシニアや子連れママなど、外食しにくい層のお楽しみを奪うことにもなりかねない。ちなみに、ライフなんかは、店内調理の商品も提供する新業態のイートインを2店舗で開始し、他店にも広げる予定だったが、見直すらしい。

あと、同じ商品なのに食べる場所や提供方法で税率が異なるというのは、やっぱり非常にややこしいなあと。例えばハンバーガーとか牛丼とか。

ハンバーガーのイラスト

ちょっと考えただけでも、

  • ボタンの押し間違い、客の心変わりでレジ担当が混乱
  • テイクアウトとして購入したのに、店内テーブルで食べ始めた客を注意できず店員が困惑
  • 出前の注文が多くなり、そば屋などが疲弊
  • 持ち帰り可能な形で食品を購入する人が増えるため、包装資材のゴミが増えて環境が悪化

などという混乱が起こることが想像できる。あるいは斜め上の展開として、

  • テイクアウト品を店内で食べている客を見た他の店内飲食客が、自分のも8%にしろと返金を主張
  • レストランの客が残り物をタッパーに詰め、これは持ち帰りだからと10%の税率支払を拒絶
  • 出前のない店に出前をしろと強要
  • 厨房からテーブルまで料理を運ぶことを「出前」と言い張る客が出現
  • ケータリングの客が配膳は自分でするから税率を8%にしろと要求

などなど、嫌な予感しかしない。飲食店の人は「クレクレ」「非常識」「キチママ」などのキーワードで検索してその生態を知り、最凶の顧客像を創り上げてシミュレーションしておくべきだろうな。

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