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JIS系統色名組み立ての最大の鬼門!? 「みの問題」はこう攻略しよう

eyecatch

色彩検定まで、あと今日を入れて5日。今日は悩ましいJIS系統色の「みの問題」について採り上げることにします。

「みの問題」とは、私が勝手に命名したものです。JIS系統色名を組み立てるにあたり、「~みの」を語尾とする修飾語が重なる場合、片方を「~みを帯びた」に変えなければいけないのですが、これがとてもややこしく思えるということで。

カラコ3級での勉強が足りなかったためか、未だに混乱をきたしているのが情けない限りですが、今日はちょっとその辺を整理してみたいと思います。

まず有彩色の系統色名から。

有彩色の系統色名は、

明度及び彩度に関する修飾語+色相に関する修飾語+基本色名

の組み立てからなります。

明度及び彩度に関する修飾語とは、「明るい」「うすい」「暗い」など色の調子をあらわす語句でして、全部で13種類あるのですが、このうち「明るい灰みの」「灰みの」「暗い灰みの」の3種が「みの」付きです。

次に、色相に関する修飾語とは、色の色相環上の位置をより細かくあらわすものです。例えば、ひとくちに「赤」といっても、紫寄りの赤と黄寄りの赤がありますよね。

そういった同じ色相の中での色みの差を表わすもので、「赤みの」「黄みの」「緑みの」「青みの」「紫みの」の5種類があります。5種類すべてが「みの」付きです。

ただし、色相に関する修飾語は省略してもよく、付かない色もあります。例えば、慣用色名における「蘇芳(すおう)」の系統色名は、明度及び彩度における修飾語「くすんだ」と、基本色名の「赤」のみを使って、「くすんだ赤」となります。ちなみに色彩検定2級頻出。

さて、問題は、色相に関する修飾語が付く場合で、明度及び彩度の修飾語が「明るい灰みの」「灰みの」「暗い灰みの」である場合です。

例えば、朽葉色。朽葉色の系統色名のそれぞれの要素は、「灰みの」「赤みの」「黄」です。

この場合、色相に関する修飾語の「赤みの」を「赤みを帯びた」に変換し、「灰みの赤みを帯びた黄」とします。

単に、色相に関する修飾語を「~みを帯びた」に変更するだけです。

しかし、これを私は「灰みを帯びた赤みの黄」と、誤って言ってしまうことが多く、何で混同してしまうんだろう…と悩んでいたのですが、理由が分かりました。

無彩色の色相に関する修飾語と混同していたからです。

無彩色の系統色名は、

無彩色の色相に関する修飾語+無彩色の明度に関する修飾語+基本色名

からなります。

基本色名は、白、灰色、黒の3種で、明度に関する修飾語は「うすい」「明るい」「中位の」「暗い」の4種。シンプルなもんです。しかも、白と黒には明度に関する修飾語は付きません。

問題は、無彩色の色相に関する修飾語。これが少々ややこしい。14種類もあるのです。基本は「赤みの」「黄赤みの」「黄みの」…という具合に、有彩色の基本色名10種に「みの」をつけたものでまあ、これは分かりやすいのですが、問題はあと4種。

「赤みの」と「黄みの」中がそれぞれ紫寄りと黄寄り、赤寄りと緑寄りに細分化されていまして、

「紫みを帯びた赤みの」

「黄みを帯びた赤みの」

「赤みを帯びた黄みの」

「緑みを帯びた黄みの」

 ※2013年9月1日に「黄みを帯びた赤みの」を2回書いていたことに気づいて修正しました(汗)謹んでお詫び申し上げます。

という修飾語があるんですね。ここでもまた「みの」の重複を避けているのですが、ここでは先に来る方の「みの」が「を帯びた」に変換されます。

おそらく、これが、私が「灰みを帯びた赤みの黄」という間違いをやらかしてしまう理由です。明度及び彩度に関する修飾語と、色相に関する修飾語を組み立てる際に、無彩色の色相に関する修飾語「紫みを帯びた赤みの」のニュアンスをひきずってしまっているんですね。

ここで改めてしっかりと、

有彩色の系統色名では、後に来る「色相に関する修飾語」の「みの」を「を帯びた」に変換する

ということを頭に刻みつけておきたいと思います。

ちなみに、色彩検定2級に登場する色で「みの」問題が発生しがちな色名には、先ほど挙げた朽葉色(灰みの/赤みを帯びた/黄)の他に、

ベージュ(明るい灰みの/赤みを帯びた/黄)

生成り色(赤みを帯びた黄みの/白)

煤竹色(赤みを帯びた黄みの/暗い/灰色)

などがあります。

よし、これでJIS系統色名の組み立ては、ばっちりです。ただ、「みの」を連呼しているうちに、『おもいっきりテレビ』のテーマソングが頭から離れなくなってしまったのは誤算でした…orz

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