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日経MJが面白くなってしまう?新編集長がMJ(みうらじゅん)氏と対談

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4月15日付の日経MJが、「MJ×MJ」と題して、「ゆるキャラ」「マイブーム」「いやげ物」などの発案者であるみうらじゅん氏にインタビュー。1面全体と5面の一部を割いての大特集を敢行している。

みうらさんが取材を受けた理由がシンプルだった。

みうらさん (日経MJの)MJって何の略ですか。

—マーケティング・ジャーナルです。

みうらさん マイケル・ジャクソンでも、マイケル・ジョーダンでもなく?

—(嵐の)松本潤さんでもありません。

みうらさん NHKでMJ(ミュージックジャパン)という番組があって、最初のころ、なぜか俺の写真が貼ってあって。名乗ったこともないのにね。今回もMJのインタビューというので引き受けました。

—ありがとうございます。

中村編集長の返しもいいな。この人にとっては、ずっと「MJ」=「みうらじゅん」だったのではないかという気すらする。対談は、みうら氏の近著『「ない仕事」の作り方』を書いたきっかけを聞くところからスタート。

ダジャレ、分かったような分からないような断定と話のジャンプ、何かと引き合いに出されるボブ・ディランなど、いつものみうら氏のペースで語られた内容はこちら。

  • 「隙間」を見つけるようになった起点は、小学校の壁新聞。新聞部などのクラブには入りたくないが、とにかく作りたかったので、自分の壁新聞を作って勝手に貼りだした(先生に情熱は買うがはがしてこいと言われる)
  • 無駄な情熱は一人っ子ゆえのサービス精神も影響(遊びに来た友達を引き留めるため)
  • 壁新聞の次は怪獣・仏像に凝った。自分は「どN(ノーマル)」なので異形なものに惹かれる(どう見ても「N」には見えないと編集長に突っ込まれる)
  • キャラの立ってない自治体のキャラクターや、荒唐無稽な映画音楽、もらってうれしくない土産物をを「ゆるキャラ」「バカ映画」「バカレコード」「いやげ物」とネーミングすることで、それまでなかったジャンルが誕生した
  • 電通との違いはクライアントがいないこと、基準が「面白いか面白くないか」だけであること
  • 対象物を好きになるまで自分を「洗脳」する。出費が100万円を超えると好きにならざるを得ない

などなど。そして、ここまで来たところで、脇のソファに70万円するという高級ラブ○○○が置かれていることが読者に明かされる。日経関連紙の1面で、ディープな下ネタを見る日が来るとは思わなかった。じわじわくるなあ。

そして、対談の内容をマーケティング紙らしくきれいにまとめつつも、締めが少しおかしい編集長。

停滞した企業ほど、「業界の論理」や「成功体験」「トップの思い込み」が強く、自由な発想を妨げている。みうらさんは「損した人は面白い。自分の中に損ブームがある」など常にマイナス要素を愛する。企業は損したら経営的に負けだが、ちょっとした損ならいとわないぐらいの度量や柔軟さが必要かもしれない。
(中略)
本人は「学歴詐称はない」と豪語していたので、今後も同じMJとして臨時アドバイザーをお願いしたい。

みうら氏から、

MJも面白くするなら、編集長がいいボケをかますしかない。「なにやってんだ、ここって」

というアドバイスを受けたことだし、今後の暴走が期待できる。これまでの日経MJの、優等生が無理して今どきっぽさを演出してる感じがウォッチ対象であった私としては、本気で面白くなられるとちょっと困るのだが。

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