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えっまた?2020五輪エンブレム佐野氏原案がヤン・チヒョルト展ポスターに酷似

eyecatch

積木
photo credit: the city via photopin (license)

この1ヶ月、佐野研二郎氏の2010東京オリンピック公式エンブレム盗作疑惑、そしてそこから飛び火したパクリデザインのトートバッグ騒動や、氏がデザインした他のロゴに類似デザインのロゴがあるとの指摘などには、楽しませてもらった。

ただ、8月後半になってからはあまりパンチの効いた続報もなく、ちょっと飽きてたんですよね。東山動植物園のロゴがコスタリカの国立博物館のロゴのパクリだという指摘に至っては、いじめレベルではないかと気の毒になってきたぐらいで。あんなアスタリスクみたいな単純な形状がパクリだというのなら、怖くて誰もデザインできんようになるわ。

で、そもそもの五輪エンブレムに関しては、まあこのままなし崩し的に2020年を迎えるのだろうなあと。ケチがついちゃったけど、リエージュ劇場のは商標登録されてなくてリサーチで引っかかってこなかったんだし、ドビ氏側が、佐野が依拠したという証拠を出すのも難しかろうから、使用差し止めになることもなさそうだし。

と思っていたら、また燃料が投下された。7月に発表されたあれは、組織委による修正案だったのだと。

(全録)五輪エンブレム問題 組織委が会見し原案公開 質疑応答

どおりで8月5日の記者会見の説明、噛みっ噛みだったわけですわ…。前回の記事に私の書き起こしによる佐野氏コメントを載せましたが、ここに再掲しときます。

(銀色の部分は)もともとの「T」からすると、ほんとは上に来るのが通常だと思うんですが、やっぱり今回は東京で開催されるということで、やっぱり赤い丸を心臓の位置に置きたいというのがありまして、それで下に配置しまして、それで全体的に円を描けるようにするのが、やっぱあの1964年のものへのDNAを引き継ぐってことにもなりますし、やっぱり安定性とか、より力強さが出るんじゃないのかなっていう、あと調和っていうことも出るので、右下に置いたというデザインになります。

そしてその後、全部ダサいとか、俺でも描けそうとか、プレゼンの際の空港のイメージ画像が盗用じゃないか、いろいろ言われつつもまたグダグダになりかけていたところ、本日、日付が変わる頃、えらいネタが投下された。佐野氏エンブレム原案とそっくりのデザインをネット民が特定。

ヤン・チヒョルト 展|ギンザ・グラフィック・ギャラリー
http://www.tokyoartbeat.com/event/2013/C4F7

ええええまんまですやんこれ(汗) ヤン・チヒョルトさん、私は存じてなかったのですが、タイポグラフィのデザイナーとして著名な方らしいです。

いやー、さすがにデザイン界の偉い人の2013年の東京における展覧会のポスターのデザインからパクる度胸はなかろうし(佐野氏がツイッターで当時「いまのgggのヤンチヒョルトもやばい」とつぶやいていたという指摘はあるが)、単純な図形の組み合わせということもあり、偶然だと思いたい。

ただ思うのは、なんでこれが一度は選考されたのかってこと。審査委員に永井一正さんとか浅葉克己さんとか長嶋りかこさん他一流のデザイナーさんが揃っていて、誰もタイポグラフィの大家の展示をチェックしてなかったなんてことがあるのかなあ。「これあれのパクリやん」で即選外になりそうなもんだが。

で、ここで頭をよぎるのが巷で盛んに言われている「出来レース」という言葉。考えたくなかったんだけどな。とりあえず永井さんとか浅葉さんが「デザインの未来」について何を語っているか、一度読んだ本だけど、もう一度読み直してみることにする。

デザインの未来

ちなみに、この本には佐野氏とともに最終選考に残った原研哉さんと葛西薫さんも登場。お二人のエンブレムデザイン案、そろそろ公表してほしいところですな。

【追記】
浅葉さんのお名前が、当初「浅羽さん」となっていました。申し訳ございません。そして、「デザインの未来」を読んだところ、浅葉氏は文字設計からキャリアをスタートした人である模様。ヤン・チヒョルト展を知らなかったってことはないと思うんだが。

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