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60代の呼び方—「シニア」「高齢者」って何歳から?

シニア

「シニアって何歳から?」と問われたら、「60代半ばぐらい?」と答える人は多いと思うが、60代のうち、自分のことを「シニア」だと感じない人が過半数を占め、「シニア」と呼ばれたくない人は9割近くにのぼるという。2015年の3月に「博報堂新しい大人文化研究所」がインターネットを通じて実施した調査の結果。

2012年の同様の調査では、60代の約56%が自分のことを「シニア」だと感じると回答、すなわち過半数は自分はシニアだと感じていたのだが、この3年で割合が逆転したことになる。

年相応にならない「新型50・60代」

この調査は、40~60代の男女2700人を対象に行われたものなのだが、博報堂の阪本節郎氏は、結果のうち特に50・60代の変化に着目。

約85%が「従来の同世代とは違う」と自認する彼らを「新型50・60代」と呼び、お金も時間もあるとされるこれらの世代の気持ちを先取りしていくことが、今後のビジネスの成否を左右すると日経MJに語った(12月25日号 9面掲載)。

ちなみに、同じ調査で、従来の同世代との違いはどこかを聞いてみたところ、

 1位「年相応にならない」36.2%

 2位「若さ」31.3%

 3位「新しいモノやコトに敏感」27.7%

という結果が得られたという。調査の全容は、博報堂新しい大人文化研究所の「REPORT」のページで見られる。60代を「シニア」扱いしたサービスや商品を提供していると、そっぽ向かれる可能性があるので、心当たりのある人はぜひご参照。

REPORT│新大人研/SHIN OTONA KEN

「高齢者」の定義は?

一方「シニア」よりダイレクトな言い方である「高齢者」の定義も見直されるようだ。現在、日本は65歳以上を「高齢者」と定義しているが、2014年に実施された内閣府の意識調査では、高齢者を「70歳から」と捉える人が増加していることが判明。また、最新の科学データからは、現在の高齢者は、10~20年前に比べて5~10歳は若返っていると想定されるらしい。

東京大学医学部附属病院の秋下雅弘教授(老年病科)らの調査によると、65~79歳の人が脳卒中や骨折、肺炎などで治療を受ける割合が1995年から徐々に下がっており、これらの病気による死亡率や要介護認定率も同じく低下していたという。

このほか、「最近の70歳代はかつての50~60歳代に匹敵するほど、心理的な老化の発現が遅くなっている」(日本大学文理学部心理学科・内藤佳津雄教授)

「咀嚼(そしゃく=かみ砕くこと)機能に必要な20本の歯数を維持する年齢は徐々に向上し、昭和時代の65歳の歯数は今や80歳前後に相当する。歯数を前提にすれば高齢者の定義は変わる」(日本大学松戸歯学部・那須郁夫教授)

※【健百】「高齢者」の定義見直しへ、年度内に正式発表 | あなたの健康百科より引用。

まあ、こうして色々データを挙げて60代はまだ「シニア」じゃないって言ってみたり、「高齢者」に該当する年齢を引き上げたりしてる人たちが何をしたいのかと言うと、「もっと働けるでしょ?」「社会貢献できるでしょ?」「まだ年金いらないでしょ?」「もっとお金落としてよ!」ってことなんだろうけど。

生涯若々しくありたい人にとっては、望ましい状況だと思う。でも、65で完全リタイヤして、年金で細々と隠居生活を送ろうと画策してた人にとっては受難の時代ってことになるなー。

かく言う私も、あと20年で65歳だ。その頃には「シニア」「高齢者」の定義は何歳からになってるんだろう。楽しみだ。

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