スポンサードリンク

「1.5畳のこども小屋」に機能や価格で色々と無理があると思った件

eyecatch

大学3年生まで、父親の会社の社宅に住んでいた。当時で築30年超の平屋建て木造住宅。間取りは、いちおう4DKということになるだろうか。

といっても各部屋はすべて和室で、障子とか襖でゆるーくつながっており、区切りは曖昧。部屋数がひとつ少ない磯野家を想像してもらいたい(外観はバカボンパパの家に近いけど)。

そんな家に、父母と私、妹、弟の家族5人で住んでいたので、時期によって場所や形態は異なれど、完全な自分の部屋というのはなかった。ある時は、妹と机を並べていたり、またある時は、一応は私の占有スペースとされる部屋があったものの食器棚が置かれていたり、母が洗濯物を干しに行くときの通り道になっていたり。

まあ、よく言えば、与えられた間取りや、子の成長に対応するフレキシブルさがあったということになるが、悪く言えばグダグダだった。父方の祖父母と同居するということで父の実家に越して、21にして初めて完全な個室が割り当てられたときは、心底ほっとしたもんである。

そんな経験があるので、子供の部屋とか、家の中に個人スペースを設けるというテーマや商品には、ついつい反応してしまう。

例えば、このブログの話題の「プチ密室」はお父さんの居場所となり得るのか?という記事でも取り上げた「だんぼっち」や「Kakureya」などの個人ブース。

そして、最近メディアで紹介された「1.5畳のこども小屋」。マンションリフォームの「リノべる」と建築家仲介サイト運営の「SuMiCa」が共同開発したという商品だ。

部屋の数や間取りを自由に編集できる? 新発想の部屋づくりアイテム「家の中の小屋」

日経MJではこのように紹介されていた。

「家の中の小屋」は、リノべるの改修メニューのひとつとして提供するほか、SuMiCaのサイトでも販売する。子供ができるなど生活に変化があった際に手軽に設置したり、取り外したりできる。戸建てでも使える。

ただ、思うんだけど、1.5畳、高さ1.8mの小屋を設置して、残りの部分に閉塞感が生じないような広いスペースは、日本のほとんどの家にはないんじゃないか。壁で覆われているわけではないので、スペースを食う割には、個室感がないし。

下がベッドで上にデスクという構造にも無理があるような気がする。1.5畳のこども小屋のページ掲載のイラスト図解をご覧いただきたいのだが、デスクは壁のはるか上方に取り付けられており、椅子はやはり壁付けで、ほぼ止まり木。「上部のデスクへは棚に足をかけて登ります」とあるのだが、身体能力の低い私にとっては、かなり無理ゲー感がある。

デスクに座っているときは、壁から頭がにゅっと出ることになるので、結局、あんまり見たくない親きょうだいの顔を見ることになっちゃうし。まあみんな仲良しで、常にアイコンタクトしていたいという家族にはいいのかなー。でも、そんな仲良し家族だったら、リビングで勉強したり、きょうだいと部屋をシェアしたりでも全然かまわんと思うのだが。

ということで、70万円という決して安くはない金額を出して「1.5畳のこども小屋」を購入する人はどんな人なのだろうと、激しく気になっている。導入事例をぜひ見てみたい。

今月の人気記事

コメントを残す

WP-SpamFree by Pole Position Marketing

サブコンテンツ

このページの先頭へ